【賞田Hotトピックス】 NO.54     戻る

賞田廃寺跡から大量の瓦を発掘

【平成15年8月1日(金)】  関連ページ   賞田廃寺    賞田廃寺跡から石造りの階段発掘

本日、賞田廃寺跡の発掘現場で大量の瓦の破片が出てきました。賞田廃寺には東の塔と西の塔があったことがわかっています。瓦が出たのは、西の塔跡からで、塔に使われていた、瓦とみられています。
枚数は不明ですが、おそらく何百という数と思われます。さっそく現場へ行って写真をとってきましたので、その一部を以下にご紹介します。
賞田廃寺は奈良・白鳳時代つまり聖徳太子の時代の7世紀頃に作られ、8世紀ころに最盛期があり13世紀まであったといわれています。出てきた瓦は700年か、または1000年以上眠っていたのでしょう。
この賞田廃寺で当時、僧侶たちはどんな生活をしていたのか、お寺にお参りしていた信者達はどのような人々だったのか、また何故この寺は、廃寺になったのか、今は知るよしもありません。でも身近なところで発掘調査がされ、それを間近にみると、なにかロマンを感じます。皆様も一度見においでになりませんか。
なお現在発掘中なので、詳しいことはわかりませんが、明らかになれば、またお知らせします。

西の塔跡の発掘現場全景(日よけに寒冷紗をしている)
西の塔跡のおびただしい数の瓦の破片
塔に使われていたと思われる丸瓦 網目模様の瓦

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