【賞田Hotトピックス】 NO.130 戻る
ウコッケイがかえした合鴨のヒナ 【平成16年6月10日(木)】
121.賞田に住み着いたカモ夫婦 124.今度は子連れのカモ 133.またまた合鴨のヒナ 141.戻ってきたアイガモの親子
賞田の服部晃一さんのウコッケイが合鴨のヒナをかえしました。中田川に生んであった、合鴨の卵らしいのを拾ってウコッケイの卵と一緒にしておいたら、合鴨のヒナが孵化したようです。ホトトギスがウグイスの巣に卵を産んで孵してもらういわゆる托卵(タクラン)。このばあいは人工的托卵ですね。
動物の世界では、インプリンティング(imprinting 刷り込み現象)という言葉があります。鳥などに顕著で、卵から孵化した時、最初に見た動くものを親だと思い込むことは良く知られていますが、この合鴨のヒナもウコッケイを自分の親と思っており、またウコッケイの方も合鴨のヒナを自分の子どもと思っているらしく、撮影をしようと、ヒナ近づくと、おとなしいはずのウコッケイが攻撃的で、ヒナを守って隠してしまします。服部会長も含め3人がかりで、やっとの思いで写真にとりました。
また、合鴨のくせに、水があまり好きではないようで、水に入れるとすぐに飛び出そうとします。多分自分はウコッケイだと思っているのでしょうか。鏡を持っていって、自分の姿を見せたら、納得するかもと冗談に思いました。まあ、ここで生まれたのだから、ウコッケイだと思っていたほうが、ヒナは幸せかも知れません。全く最近の賞田の主役は合鴨になりました。
【注】ウコッケイ キジ目 キジ科 英名 Ukokkei Fowl(Silky) この鳥は江戸時代初期に中国から渡来したといわれていますが、原産地が中国かどうかは分っていません。 羽毛は全身が白で柔らかい毛をしており、トサカや足は黒っぽく、皮膚も濃い灰色をしている観賞用の鶏ですが、昔からこの卵、肉、血液が病気に良く効くと言われており、漢方薬の原料にされております。また卵の味は良いと言われています。トサカや骨などが黒いので 烏骨鶏(カラスように黒い骨のにわとり・ウコッケイ)というのだそうです。
卵を温めているウコッケイ | ウコッケイに囲まれている合鴨のヒナ |
やっと正面から撮影できました。 | 自分はウコッケイと思っているのか水を嫌いました |