1.ユーザーIDとパスワードの管理について |
ユーザーIDとパスワードの管理は、企業や学校、公的機関からインターネットに接続するときには非常に重要ですが、家庭からの場合はこうしたユーザーIDやパスワードを入力しないで済むため、あまりその重要性を意識することがありません。
しかし、ショッピングサイトで会員登録をするときなどには、このユーザーIDとパスワードの管理が非常に重要になってきます。
もし、他人にユーザーIDとパスワードを知られてしまうと、購入履歴や住所、電話番号などの個人情報を知られてしまうばかりか、勝手に買い物をされてしまう危険性があります。
オンライン・バンキングであれは、預金を引き落とされてしまうでしょう。
ユーザーIDとパスワードは、絶対に他人に知られないように注意しましょう。 |
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ユーザーIDとパスワードをメモする場合には、そのメモなどが他人に盗み見られないように注意しましょう。 |
A |
ユーザーIDと同じパスワードや、自分や自分に関係する人の名前、電話番号、誕生日など類推されやすいパスワードを設定しないようにします。 |
B |
辞書に載っている単語をそのまま使わないようにします。また、「word123」や「secure01」など、辞書単語+数字、数字+辞書単語の組み合わせも避けます。 |
C |
できるだけ他で使っているパスワードをそのまま使わないようにします。 |
D |
長いパスワード(できれば8文字以上)を設定します。 |
E |
同じ文字種の単純な組み合わせ(数字のみ、英大文字のみ、英小文字のみ)ではなく、数字や記号、英大文字、英小文字を複雑に組み合わせ、類推されにくいパスワードにします。たとえば必ず思い出せるよく知っている文章や歌の中の文字をとって、任意に数字を混ぜて作ります。(例:「ぞうさん、ぞうさん、おはなが」→「z3z3087G@」) |
F |
電話や電子メールでユーザーIDやパスワードを聞き出す手口にひっかからないようにしましょう。一般的に、電話や電子メールであなたにパスワードを聞くことはありません。万が一、聞かれた場合には、そのまま答えるのではなく、こちらから電話をかけ直すなどして、相手の身元を確認するといいでしょう。 |
G |
パスワードは、できるだけ定期的に変更するようにします(3ヵ月に1回以上)。 |
H |
パスワードを盗まれた恐れがある場合や、不審に思うことがある場合は、パスワードをすぐに変更するとともに、運営会社に連絡をします。 |
(2)有害なサイト対策について |
インターネットの世界には、大人にとってはもちろんのこと、子どもたちにとって有害なサイトが数多く存在しています。犯罪や暴力、わいせつ、薬物、いわゆる出会い系サイトなど、数え上げればきりがありません。
こうした有害なサイトから子どもたちを守るには、有害なサイトヘのアクセスを自動的に禁止するフィルタリングソフトや、プ□バイダのフィルタリング・サービスを活用するといいでしょう。子ども向けに作られた検索サイトを起点に利用させる方法もあります。
ただし、いくらそのような形で防御しても、インターネットの危険性について子どもたちがしっかりと理解していなければ、役に立ちません。
この「インターネット安全教室」で学んだことについて、親子でよく話し合ってください。 |