天 津 神 社 | 岡山県立図書館”デジタル岡山大百科”「天津神社」へリンク | |
八幡様(岡山市土田)→ | 岡山県立図書館”デジタル岡山大百科”「八幡様(岡山市土田地区)」へリンク | |
お 地 蔵 様 | ||
地 神 様 | ||
場所 | 岡山市土田 小字 向山 763番地 | ||||||
祭神 | 高産霊之大神(たかむすびのおおかみ) 神産霊之大神(かみむすびのおおかみ) |
これらも神は天照皇大神の親神です。 | |||||
拝殿 子供御輿 | 本殿 | ||||||
南側参道の鳥居 | 北側参道の鳥居 | ||||||
南側参道の狛犬 | 北側参道の狛犬 | ||||||
境内 | 町内北の端 鴨山の山頂 | 岡山市土田(小字)向山763番地 | |||||
由来 | この地にあった、天鴨神社が江戸時代、長岡に移転し、小さな祠のみになっていたのを明治10年頃、地区(土田)の皆さんで天津神社を建て地区の氏神様として祀る。 | ||||||
傷んでいたので、拝殿の建て替えが行われ、平成15年5月5日落成式を行った。 |
前土田公民館横の三叉路を南へ下った左側、レンガ造りのお堂に鎮座されておられます。町内の長老の方にお尋ねしても、建立の由来、時期とかはわかりませんが、聞くところによると、昔この辺りで悪い疫病が流行ったときに建立されたとか。
お堂の裏側に日付らしき文字が見えますが、長い年月で読み取れません。相当古いようですね。
何十年か前までは、お堂の前で集いお接待などもあったそうですが、現在は行われていません。しかし、お花やお水をお供えする人、周りの草を抜く人、お花を植える人、又赤い帽子と前掛けをお供えする人等、周りの人々がお世話を続けておられます。
お地蔵さまについて
地蔵菩薩のことをお地蔵さまと言います。お地蔵さまは、人々のあらゆる悩みや願い事をかなえてくださる、特に子供を守ってくださる菩薩さまです。お地蔵さまは赤い前掛けとか帽子をかぶっておられますが、子供を守ってくださるのと関係あるのでしょうね。
お地蔵様の呼名について
お地蔵さま・お地蔵さん・地蔵等色々です。それだけ一番庶民の近くにいる菩薩さまで、○○のお地蔵さん、○○地蔵とか呼ばれ親しまれています。
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地 神 様
地区の地神様は、用水路沿いの165番地の西北角のにあります。お隣の方が清掃されてきれいに祭られています。戦後しばらくの間は、農家の方々で社日(後述)にお祭りをされていたとのことです。(前)土田の地神様は正面が西(用水の方向)に向いています。水神様と混同された方も居られましたが、水神様のお祭りは243番地の用水沿いで、農家の方が何人か集まりお祭りをされていたとのことです。農家の方にとっては、水は大切ですし、また、大雨が降ると、地区は低い土地ですので、中央の通もすぐ浸水していたとか聞いています。
石塔の5角形の面には次の神が祭られている。
天照大神(あまてらすおおみかみ) 太陽の神で女神。
大己貴命(おおなむちのみこと) 国造りの神(大国主命)。
少彦名命(すくなひこなのみこと) 穀物に宿っている神。
埴安媛命(はにやすひめのみこと) 土に宿る神。
倉稲魂命(うかのみたまのみこと) 五穀を司る神。
地神様は一般には、田の神でこの地神信仰は江戸時代から明治中期のかけて全県的に流行し、各地に写真のような石塔を見ることができる。一般に、正面が太陽を見る方向(昇る方向?)を拝めるようにしてあるのは太陽信仰(農耕の神)の表れとされる。
祭日が年に2回あり、社日(しゃにち)といわれる日にお参りをします。社日とは春分、秋分に最も近い戊(つちのえ)の日とされています。春の社日に土地の神が土から出て空に浮かび、秋の社日まで、豊作を願って農作業をみまもって、豊作をもたらすとされています。そこで、春に作物の生育を祈りに、秋には収穫の御礼にお参りをしました。一般には、春の社日に、しめ縄(注連)を張り、神酒や季節の収穫物を供えて地区の人が集まり、お祭りが行われました。
また、この日は、金忌み(かねいみ)といって、鍬(くわ)を使うと地神様の頭に鍬を打ち込むことになるといって農作業を休みました。さらにこのことを知っているのに、土を耕したら七代貧乏、知らずに土を動かしても、一代貧乏と戒められたとかいわれています。
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