2008/3/3

足守地区保護者の意見を聞く会(要旨) 平成20年2月15日
 
足守地区の幼稚園、小学校及び中学校の在り方を考える会 全体会:分会
足守大井高田福谷
日 時:平成20年1月27日(日)14:00〜17:00
場 所:足守中学校体育館
出席者:岡山市教育委員会職員3名
足守中学校保護者8名、足守小学校保護者33名
足守幼稚園保護者9名、足守小学校区未就学児保護者2名
大井小学校保護者8名、大井小学校区未就学児保護者2名
高田小学校保護者14名、高田幼稚園保護者7名
高田小学校区未就学児保護者3名
福谷小学校保護者1名、福谷小学校区未就学児保護者1名
足守地区の幼稚園、小学校及び中学校の在り方を考える会委員23名
1. 全体会
 「○」は参加者、「会」は会長、「副」は副会長、「市」は市教育委員会の発言

              記録が多いので一部省略しています

○ 福谷幼稚園入園児は女の子が3人、男の子が2人で、そのうち男の子1人は保育園に行くため、男の子は我が 子1人になった。それだけが理由ではないが、同性の友だちが一人もいないので保育園に行かせることにした。 元々、幼稚園の開放日には親子クラブに参加していたし、地域の人の参加もあって感じもよく、幼稚園に行かせた かったが、やむなく保育園にした。地域の人は、「1人になっても」と言うが、自分の子なら行かせられない

  小学校は隣接校が大井小と高田小でどちらも少ないから選びしろはないし、春休みや夏休みに近所の子と一緒に遊べるように、同じ学校に行かせたい。ただ、入学する男の子は3人なので、野球やサッカーがしたいと言っているが、できないのでかわいそうだ。

  妹は4歳だが、今後はともかく同学年の女の子がいるという話を聞かない。本当に入学時に1人だったら他の学区への転校も考えたりする。祖父母は地域の代表だと思っているので聞いてみると、小学校がなくなるのは寂しいが男の子が1人で小学校に行くことを思えば仕方がない。運動会は地域でやったり、田んぼの学校は足守全体でやったり、いろいろな方法でやればいいと言っていた。スクールバスになっても、バス停まで歩くときに地域の人とあいさつができる。私は子どもが地域の人と離れずにいてほしいので、合併してほしい

  地域の人も子どものことを考えており、教育委員会も子どもが少なくなったら困ると言っているので、喧嘩するのではなく、一緒になって考えてほしい。いろいろ難しいことがあるかもしれないが、子どものことを考えて合併してほしいと思う。
市: 教育委員会として責任を感じる。我々は、統合、廃合とは考えていない。結果はともかく、足守地区で新しい教育、学校づくりをしたいと考えている。

  少人数もいい面があるが、工夫では乗り越えられない限界がある。1学級40人なら学級を分けて少人数教育ができるが、数名ではできない教育内容もある。人数の適正化は、新しい学校づくりをとおして解決していきたい。 大きな方向性を提案したので、皆さんの意見を聞きながら、より具体的な提案をしたいと考えている。
「統廃合を考える会」から配布物が回っていたが、統廃合についての考え方をもう一度、そして具体的に聞きたい。
会: 「統廃合を考える会」と「足守地区の幼稚園、小学校及び中学校の在り方を考える会」とは全然別の会だ。任意の会なので、内容はわからない

教育か地域かという話ではなく、両方を考えたい。私自身共働きで、地域の人に助けられながら子育てをしているし、学校は地域とつながっていい教育をしている。子どもの教育環境と地域の学校の意義を一緒に考えられる教育委員会だけではない大きな窓口があればよいと思う

○ 保護者の意見をまとめてきた。小中一貫の教育がわかりにくかったのでもう一度説明してほしい。具体的なカリキュラムを教えてほしい。緒方洪庵など地域の特色を生かした教育をしてもらえるのか。一貫教育のメリットとデメリットを詳しく教えてもらってデメリットを解消していきたい。一貫教育は同じメンバーで9年間過ごすので、マンネリ化しないように考えてほしい。具体的な話だが、もし統合すればバスの補助はずっとしてもらえるのか。保護者の駐車場は確保してもらえるのか。学校はどこになるのか。

保護者としては子どもたちがいい環境と地域とのつながりの中で、いい教育が受けられることを願っている。教育委員会と一緒に子どもたちのためによりよい教育を考えていきたいのでよろしくお願いしたい。
市: 子どもたちにとって多くの課題がある一方で、発達が早まってきていることから、全国的にも小中一貫の教育は非常に注目されている。9年間で子どもたちをきちんと見取っていくことが大きな目的だ。具体的には、小学校から中学校へのスムーズな接続や、小・中学校の教員による子どもの実態を見据えた連携を大切にしながら学力の向上や心の発達を促していく。

カリキュラムでは、総合的な学習の時間を中心に、地域教材を生かした取組ができる。これまでの4小学校の取組を足守地区全体の財産にできると思っている。これは、各学校の教員が意見を共有化しながら作り上げてきたものであり、これからもきちんとやっていきたい。教科で学習する内容は、もっと広く岡山市全体のものも考えていきたい。

メリット・デメリットについて、教科・学習面はメリットが大きいと考えている。デメリットとしては、小中の接続がスムーズに行くことでかえって中学生になった新鮮みが失われるのではという指摘もある。

また、人間関係が9年間固定すると言うが、10人に満たない小集団ではなく、クラス替えができるような一定規模以上の集団であれば問題はないと考えている。多くの教員の目で子どもたちを見守る意味でも、メリットの方が大きいと考えている。

通学は、仮定の話になるが、教育の権利を守っていく義務があるので、一定以上の距離があれば自力通学ということにはならない。一般的な話になるが、スクールバスも実情に合わせて考えたい。
○ やっと10月の回覧が回ってきた。その頃は反対意見がかなりあったが、今は自分もずいぶん考えが変わってきたと思う。

理念はわかるが、具体的なことはまだわからない。教育委員会との話し合いに乗ろうと思ってみても善し悪しを判断する素材が見えてこない気がする。他県の成功例や失敗例を教えてほしい。

それから、地域の中では互いに話をしなければならないが、学校の地域での役割と保護者の考えでは一致しない部分もあり、そこを一緒にして話をすると争点がずれてなかなか話がまとまらない思うので、ある程度、分けて話をする進め方を考えた方がよい。
市: 議題や資料は「考える会」と協議して決めてきたので、各地区の委員に意見等を寄せてほしい。今までも教育委員会では「足守地区の幼稚園、小学校及び中学校の在り方を考える会」が足守地区の保護者や地域の代表だと思って話し合いを続けてきたし、今後もそう考えている。
○ 未就園児の保護者と話をする機会があったのでまとめた。今後一緒になったとしても、現在より幼稚園が奧に行くことは考えられない。奧になったら保育園に行かせる。理由は通園が不便になれば、ますます幼稚園離れにつながるのではという意見があった。

他の学区の人の意見だが、小学校と中学校が近い場所がいいという意見があった。考える会は子どもたちの教育を考える会なのに、地域だとか、過疎だとか、論点がずれているという意見があった。

過小人数の話になり、もし我が子が一人になるなら行かせるのは嫌だという意見が大多数だった。
教育委員会の新しい教育に対して反対意見が出ていたが、反対意見の人にいい意見があれば具体的に聞いてみたいという意見があった。もし自分の子どもがその立場になったらどうなのかという意見があった。

○ 当初、考える会の委員もしていたので、経緯をわかっているつもりだ。子どもが少なくなる中で子育てをしていくのはとても不安なのは私もよくわかる。祖父母たちが学校がなくなるのは大変だという気持ちもよくわかる。

いろいろな各地区の友だちを見てきたが、地域で大事に育てられてきて、私としては学力や心の面で全く問題を感じない。それぞれの学校は地域ぐるみで育てている学校ばかりで、地域なくして学校は考えられないことがわかった

子育てと地域という2つの側面をずっと語っているが、子育てをしてみて地域の教育力は大事だ。子育てと地域とそれぞれ考えることもあるが、やはり教育環境の要素の一つだ。全国で地域協働が盛んに言われており、今後ますます大事になるが、足守地区ではそれぞれの子どもの中にいい文化が育っている。

子どもが足りないため全国的にいろいろな取組をしている。教育委員会ばかりなので俎上に昇らないが、考える会で地域振興の行政担当を呼んで、若い人が入るための住宅を建てるとか、宮古市では合同授業を率先してやっているが、4小学校同士や中学校との交流を進めていけばよいと思う。
すぐに学校を閉めるという選択肢もあるが、宮古市のように合同授業をしてはどうか。

教育委員会は行き来に1時間かかると言っていたが、19qで30分と資料にはあり、足守地区ならもっと短い時間でどこかの小学校に行けると思う。私の聞く限りでは、宮古市ではいい効果が出ているのでずっと進めていきたいと市議会報告が出ていた。3年で切るような事業だということだったが、どこからの情報か。
市: 宮古市の件は国の研究開発的な事業であり、全国で何十箇所かが指定されている。
品川区のような小中一貫教育もあれば、宮古市のように火曜日の午後にバスを出して交流する取組もある。バス代等で数百万円の研究費が出ているが、その研究のための補助は3年間である。
○ 補助が3年間というのはわかったが、複式を作らないため、独自予算を組んでいるところもある。宮古市も成果がでれば3年で切らないと思う。

会: 委員全員がそう考えれば、そういう話をさせてもらってもよい。地域振興も自分たちがどうするかで、どこかをあてにするならできないと思う。

○ いつも曖昧になるので、どうすれば地域振興担当につながるのか、1回くらいはそういう話を皆で考えればいいのではないか。私たち自身が考えていかなければならない問題だと思う。

会: 皆さんが同じように言えば、考える会でしっかり考えていけばよい。
2.地区別会                             Topへもどる
(1)足守小学校区※各分団等では、今日のために事前に保護者の意見を聞く機会等を持ちまとめていたので、その報告後、学区全体での話し合いをした。
@ 各分団等からの報告
未就学児の保護者より(11名)(足守大井・ひよこクラブでの意見交換)
  • なかなか自分の問題としては捉えられていない。
  • どうなるのか不安で、幼稚園に入れるかどうか迷っている
  • やっぱり同級生が少なすぎる
  • 人数だけでなく男女で分けた場合も考えると、事はもっと深刻に思う。

幼稚園保護者より(21名)
  • 地域が残そうという気持ちもわかるが、子どもの事を思うと考えてしまう。
  • どこで行われるにしても受け入れた場合、現行の要件や条件に該当しなくても、延長保育や給食導入などの保護者の意見が反映された市のモデルとなる幼稚園になるのだろうか。
  • 一貫教育がどんなものか。必要なものか。子どもに益になるのか。
  • 今は1クラスでも、小学校入学や中学校入学時に他校の子どもが入ることで友達にも変化がある。幼・小・中と11年も一緒にいるとかえって子どもの人間関係、強弱関係も固定化するのではないか
  • 問題が起きないよう市教委はきちんと対応できるのか。
  • 現場の先生たちに今以上負担を与えていいのか。それが子どもたちにしわ寄せとならないような手立てはあるのか。
  • この問題に対して、これからのタイムケスジュールはあるのか。結果を出さなければいけない日時はあるのか。
  • 市教委は一貫教育の具体的な場所は決めているのか。要望を出した場合その意見は反映されるか。

小学校保護者 1分団(18名)
  • 話し合いの土台となるものがないので、話し合いができない。教育委員会から具体的な情報をもらって、判断すればよいと思う。
  • ひまわり学級(特別支援学級)の子どもたちの扱いがどうなるのか心配だ。
  • 学習面だけでなく心の面でも、先生方の今あるきめ細やかな対応が維持されていくのかどうか心配だ。
  • 1分団は一部を除き学校に近いので、それが遠くなるとすれば親も心配だし、子どもも不安になるかもしれない。
  • 今は要望や意見を聞いてもらえる立場だから考えていくには今がベストではないか。今、反対してこの話がなくなり、何年か後に子どもが減少して学校が成り立たなくなった時には、今と同じ対応を望むのは難しいのではないか。それとも同じ対応は望めるのか。
  • 「いつまでに」という期限があるのか。

小学校保護者 2分団(20名)
  • 小中一貫教育の「目的とねらい」「具体的なカリキュラム」を教えてほしい。  
  • 各学校とも現在の教育カリキュラムに特色があると思う。その地域の特色を生かして、今までのように地域のつながりを持って一貫教育をしてもらえるのか。
  • 一貫教育にもメリット、デメリットがあると思うので、もっと詳しくメリット、デメリットを教えてもらい、デメリットを少しでも改善してゆくように考えてはどうか。
  • 一貫教育となると9年間ずっと同じ場所で、同じ顔ぶれでマンネリ化するのではないか。子どもが中1になった時に、困らないよう小学校の教育を考えることはできないか。
  • 具体的に送迎方法はバスが出るとすれば、市の方でずっと費用の負担をしてもらえるのか。帰る時間が学年によってバラバラだが、その度に何度もバスを出してもらえるのか。保護者の駐車場(送迎・参観日等)は確保してもらえるのか。
  • 具体的に学校がどこになるのか決まっているのか。
  • 保護者としては子どもが「よい環境の中」で「よい教育を受け」られ、「地域のつながりもあり」、子どもたちが「楽しく学校に通えること」を願っている。教育委員会の方たちと一緒に、「子どものためによりよい教育」を考えていきたいと思う。
  • 一貫教育になるのであれば、早くやってほしい

小学校保護者 3分団(15名)
  • 子どもの人間関係の固定化が心配されるが、現在の4年生は少ないので、四校が一つになっても一クラスである。クラス替えで対応できると言うが、無理な状況が目の前にある。市教委は足守の現状を本当にわかっているのか。
  • 3分団には今分譲地があるが、子どもがどこの学校に通うのかわかからなければ、人の動きに影響があるのではないか。
  • 40名1クラスになった場合きちんと一人ひとりに目が届くのか。見落とされる子どもは出ないのか。
  • 住民、保護者の条件を聞き入れて、反映してもらえるのなら、OKでもいいのではないだろうか。条件等を考える必要があるのではないか。
  • 北の地域で一貫校ができた場合、子どもは弾力化もあり高松に流れるのではないだろうか。
  • 地域と教育を分けて考えることは無理ではないか。
  • 小学校のうちは、歩いて通える距離がベストだと思う。
  • 足守が一貫校の拠点となるのならOK。そうでないなら反対。
  • もっと具体的なプランがほしい。

小学校保護者 四分団(13名)
  • 親や大人の考えだけでなく、当事者の子ども(中学生・小学校高学年)の意見も聞いてほしい。
  • 一つになった場合 バス通学は当たり前の条件だが、バス代はどこから出るのか。(市の負担?親の負担?)バスの通れるところは決まっている。安全な乗降場所は確保できるのか。下校時間がバラバラだが、どうやってバス通を成立させるのか。
  • 学校ができ上がっても、親が学校に入って意見等を言えるように(システム的に)してほしい。
  • 子どもの教育環境を考え、他校区の小学校へ入学させる場合、残念なことに地域はいい目では見てくれない。一貫校になるとそういう悩みがなくなるのではないか。

小学校保護者 5分団上(10名)
  • 何度話しても今の状態では話にならない。
  • 未就学児の親の思いが一番大切なのではないか
  • 公の場でなかなか意見を言うのは難しい。アンケートを取るなりして、一人ひとりの実際の意見を吸い上げてほしい。
  • 教育委員会が進める流れは仕方ないが、ベールに包まれているようだ。もっとハッキリ見えてくれば具体的に考えて、意見を述べることができる。
  • 通学方法の問題が大きい。

小学校保護者 5分団下(11名)
  • なぜ反対するのかわからない。
  • 「地域が駄目になる」とか「過疎化が進む」というのは、教育問題とは別だと思う
  • 足守小以外の保護者の理解を得るのが、大変だし、重要だと思う。
  • 賛成はするものの、通ってゆく場所がどこになるのか、通学の方法が一番心配だ。
  • 歩いていかなくなると、安全パトロール等で、関わってくださる地域の方との関わりが減ってしまうのではないか。
  • 子どもは「友達は多いほうがよい」と喜んでいる。
  • 足守中を存続させる為にも、小中一貫はもう仕方ない
  • 近隣の小中(足守学区外)に出て行く人が減るのではないか。逆の考えもあり、学校のできる場所によっては流出する可能性もある。
  • 先生の負担が心配だ。
  • 市教委の人の話を聞いてもよくわからない
  • 詳しく聞かないと理解できない。
  • 子どもの成長を考えに含めた 学年構成ができるのか。
  • 中学の先生が、小学生を教えるのは難しいのではないか。
  • 小中一貫。やってみて駄目ならどうなるのか。元に戻すのか
  • 市教委の人たちの話が、もっと聞けるように再々そのような機会がほしい。

A 報告を受けての足守学区の話し合い
○ そもそも人数の少ないことの問題点がわからない。
  →クラス替えができないなど人間関係の固定化
  →合奏やスポーツ団体競技などできない教育内容がある。
  →幼稚園では先生の手が入園したての年少さんに取られて、
   年長さん は本来の教育(はさみを使う等)を受けられていない。

   それら個々の問題はあるだろうが、社会に出てから真価が問われるので、
   長い目で見ればよいものだから心配ないのでは?
   いい人間に成長するにはよい環境が必要だから、そちらを考えるべき。

○ 私たちがする「具体的な判断」とは何か。
  →教育委員会のプランを受け入れるか拒否するかを判断するということでいいのか?

○ 市教委の言う「新しい教育」とは何か。
  →小中一貫教育は別に目新しい教育とは違うと、公の文書でも書かれているし、
   岡山市では市として全体で小中一貫教育を進めてゆくことは決まっている。
   であれば、私たちは何を選択するのか?何を求められているのか

○ 小中一貫教育を、もしくは一貫校を「先駆者」としてやるか「並」でやるかの選択だと思っていいのか。

○ 「先駆者」としてする場合意見が言えるのか。その意見条件は反映されるのか。聞き入れてもらえる、考えに含めてもらえる余地があるのか。

○ 金谷先生が替わって来た時「今年度中に何とか方向を。」と話したのを記憶している。タイムリミットはあるのか。また近いのか。今後のタイムスケジュールはあるのか

○ 今回の内容もそうだが、ちゃんとまとめたものをその都度、地域に出してほしい。

○ 委員(特に発言権のある委員)さんの方向性はどうなっているか知りたい。代表なのだから、意見をきっちり吸い上げてその意見に沿った方向性の発言をしてくれないと、いつまで経っても何の変化もない。同じことの繰り返しになってしまう。皆の関心もそがれるし、時間だけが無駄に過ぎてゆく。 

何より情報が不足している。市教委もしっかり情報を出してほしいし、また地域やPTAにもしっかり情報を下ろして、考えるための土台を与えてほしい。

○ 統合するのであれば、早くしてほしい。余所がうらやむものを作ってほしい。
○ 一貫教育なんて遠いものではなく、足元を見つめて 合同授業を増やすなどの工夫で乗り切ってはどうか。
○ 問題はないから「現状維持」でいい。

○ 正直なことを言えば、わがまま自分勝手とわかっていながら、足守小学校を拠点としての小中一貫教育一貫校なら誰も反対しないし進めてほしいと思うのではないか。もちろん他の3つの地域でも同じ思いだろう。

○ 色々な思いの決着のつくところがあるのか。考えれば考えるほどわからない。
○ 足守にとって、20年、30年後に一番よいことは何かを考えていきたいとの思いは一致している。今回の事は「チャンス」とよい方に捉えていきたい。
(2)大井小学校区                             Topへもどる
○ 幼稚園に入園させたかったが、子どもの人数が少ないため保育園に入園させた。大井小に入学するにしても、ごく少人数のため今後のことを考えると不安であり、人数の多い小学校へ行かせてやりたいと思っている。放課後の学童保育もある。

○ 小、中一貫とか9年間のカリキュラムがわからない。
○ 今、まとまったとしても3〜4年先の事だろうから、1年でも早く一緒になってほしい。

○ 今回、この機会を逃すと何年か先には中学校の問題となり、廃校の選択肢しか残らないのではないか。だから今小学校の問題を解決しないといけないのではないか。

○ 4小学校あって、小規模校の維持、継続を考えると合併した方がいいのでは。

○ 少人数の中で成長し、中学からいろいろな高校へ進み、学科が違ったりすると顔見知りもいなくてなじめない子もいるのではないか。皆が強い子どもたちばかりではない。

○ 地域活性化の話が出たが、この考える会で討議する事ではなく他の会ですべきである。
○ この話はいつぐらいまでに、結論を出さないといけないのか。
○ 場所はどこになるのか? 

○ 特別支援学級のことを考えれば、今以上の先生を配置し十分なサポート体制をしっかりしてほしい。
○ 4地区がまとまって、他の地区からでも通学して来るような魅力ある学校にしてもらいたいし、私たちもしなければいけない。

○ 各地域でやっていたことが、一つになってできないことはないと思う、各地のよいところを共有できていいのでは。

○ 少人数だとしてみたいことや、好きなスポーツ等もできず制限されているのが今の現状である。
○ この会で結論が出た後のことだろうが、通学などのハード面をしっかり考えてほしい。

○ 少人数のアットホームでよいところも多いが、子ども達の成長ではある程度の人数の中での上下関係が必要なのかもしれない。
○ 5年後、10年後長い目でみたら合併した方が子どものためによいのではないか。

(質問)
○ 新しい教育で、特別支援学級はどのような教育やサポート体制を考えているのか教えてほしい。
(3)高田小学校区

@ 幼稚園について

○ 今の人数では不安を感じる。先々は統合も考えるべきではないか。
○ 保育時間延長等、幼稚園が柔軟な考え方に変われば、保育園に流れる子どもを引きつけることができ、現状での存続も可能ではないか。

○ 友達が多いほうが子どもにとってはよい。統合もありかも。
○ 統合賛成。

○ 高田の素晴らしい地域の中で子どもを育てることは続けられないのか。できれば今のまま残したい。

○ 我が子は保育園の大人数の中でもまれて育った。個人的には、大人数の中で共同生活をするのがよいと思う。人数が多い方が、子どもに競争心も養われる。しかし、統合となれば通園方法などの不安もあろう。それでも人数は多い方がよい。

○ 今の人数はもう限界。今後を考えたら今のままでは無理。
○ 地域のニーズからみても、幼稚園そのものが在り方を変え、保育園との一体化を考えるべきだ。

(質問)
○ 幼稚園と保育園の一体化の検討は可能か。可能なら、どのような形が想定されるか。

○ 幼稚園の保育時間延長の検討は可能か



A 小学校について

○ 統合したときに、子どもが今までどおりいきいきと学校でやっていけるのかが心配。引っ込み思案な子どもに、大人数と少人数の学校のどちらがよいのかわからない。

○ スクールバスについて、市教委は岡山市で負担すると言っていたが、旧岩田小学校が旧日近小学校との合併の際に約束のあった山上の子どもへの通学補助(バス費用の補助)がいつの間にかなくなっている現状ですでに岡山市は約束を破っているので、その言葉をそのまま信用することはできない。

人数的に限界がきていると思う。合併も仕方がないかもしれない。岡山市が、話を持ってきているこの時期に、方向性を決めるべきだ。地域の中に反対意見が多いので、話をどのように進めていったらよいのか。

○ 早く具体的な議論を進めて、結論を出してほしい。

○ 四つの小学校が統合して大きな学校(学区)になっても、その学校が対象とする大きな学区(地域)で育てていけば、地域との関係も問題ないのではないか。統合の話に早く乗るべきだ。

○ 私は生まれ育った地域で小学校・中学校の統合を経験した。結果、よかったのかどうかはわかからない。子どもはどうにかして育つ。そして平成の大合併で地域も合併した。結果、周辺部はさびれた。周辺部の住民に合併のメリットは無かったのではと思う。しかし、逆境である今が、現状を見直すよいチャンスでもある

○ 当初、高田小学校が統合するということには反対であった。しかし、今はだた反対ではない。早く話を進めてほしい。
条件を引き出しやすい今こそ、岡山市との話し合いに乗るべきだ

○ もっと子どもの教育を中心に考えてほしい。約20人の5年生はグループでの学習もできるが、約10人の3年生には、そのような授業はできない。

○ 「子どもを新しい教育の実験台にするな」という意見を聞いたが、私は「実験台結構」と思う。最初になることはよいことだ。それだけ市も地域も本気でやるだろう。
○ 地域のことは、教育委員会でなく地域でもっと考えるべきだ。
○ 小学校は今すぐにでも合同授業を増やす等の試行錯誤を始めてほしい。

(質問)
○ 足守小学校と大井小学校で小小連携の教育を行っていたと聞いた。実施は3年程度で、足守小学校が必要性を感じていないことから1年前に中止になったとも聞いている。なぜ、必要性のある学校同士で行ってくれないのか。今年からでも、例えば高田や福谷で小小連携を行ってはもらえないだろうか。

○ 午前中や午後、あるいは1日中といった区切りで小小連携を行えば、行き来に無駄な時間を生じさせることなく合同の授業が可能となる。また、ピンクバスを使えば交通の便も確保できる。バス代の問題もあるが、保護者が一定の負担をすることで、解消できるのではないか。また、主要4教科の連携には教職員の負担も大きいが、他の教科であればあまり無理はないのではないか。このような連携教育は可能であるか。




B 中学校について
○ 部活動の種類が非常に少ない。また、今ある部活動でも、やっと試合に出られるかどうかといった人数である。今の中学校の少人数化は問題である

○ 今の部活の状況は問題である。もっと子どもが部活を選べる状況にしてやりたい。そして、部活を活気づけたい。

○ 中学校ではもっといろんなことを経験させてやりたい。特徴ある部活を活発に行っている中学は、受験でも有利なことがあるらしいと聞いている。

○ 人数が少なくなり、テストの得点毎の数を表す棒グラフがなくなった。平均点はわかるが、子どもの成績が全体のどの位置なのか全くわからなくなった。個人的に教えてもくれないので非常に不安である。子どもに、テスト毎の目標を持たせてやることもできない。皆仲良しだが、のほほんとしている。

○ 学校の弾力化により、子どもが他の学校へ行けるようになった。足守中学校は、この弾力化により、子どもが他校へ逃げている。もっといろんなスポーツや文化活動ができる環境をつくり、子どもがやりたいことを選んで、自分の長所を伸ばせるような学校にしたい。

○ 足守中学校の2年生は既に1クラスしかない。小中一貫教育による人間関係の固定化という心配を、クラス替えで解消することもできると言うが、1クラスではクラス替えもできないだろう。1学年1クラスの中学校には、魅力が感じられない。中学校が魅力的でなければ、小学校や幼稚園にもよい影響が伝わらないのでは。地域の人と子どもたちが一緒に乗れるバス(ピンクバスなど)を利用し、他校との合併による改善を考えてはどうか。

(質問)
○足守中学校は臨時の教員が多いと聞く。全体で何人の教員がおり、その内何人の教員(教科)が臨時なのか。また、なぜ臨時が多いのかその理由。さらに正規と臨時教員の配置における人数の基準を教えてほしい。同様に、幼稚園や小学校についても教えてほしい。

○ 足守中学校の部活動の数とその種類について知りたい。

○ 他校へそれぞれの学年で何人流れているのかを知りたい。

○ 足守中学校の少人数対策をどのように考えているのか教えてほしい。
(4)福谷小学校区                             Topへもどる
○ 小中の連続した教育ではなく、本来は幼稚園の問題だったはずである。幼稚園と保育園の連携はどうなっているのか。小中ではなく、幼小のほうが納得できるが。

○ 9年間連続のカリキュラムを実施するにあたって、教員の加配を要求してもいいのではないか。

○ 小中一貫になれば、中1になってやっと下の面倒子を見なくてもいいと思っていたが、結局、下の子がいる状態になるので少し子どもがかわいそうかも。

○ 人数の解決に乗じて、小中一貫教育をもってこられたように思える。

○ 子どもの状態にもよるが、我が子は少人数でよかったから、人数が増えた時にきちんと対応してくれるのだろうか。

○ 学校さえあれば過疎がなくなるわけではないが、地域振興と学校は両輪ではないか。地域と学校とのかかわりをどう捉えていけばよいのか。

○ 足守地区は、中1ギャップではなく、高1ギャップがある

○ 反対ばっかり言ってるから、他の人が何にも言えないし、聞けなくなる。ああ言えばこう言うとかされると誰だって言えなくなる。

○ 小中一貫教育に関して、中学校のメリットをもう少し説明してほしい。

○ 足守は岡山市でも学校の規模が小さいから、小中一貫の教育に取り組みやすかったのかもしれない。

○ 人数の問題に便乗しているのかもしれないが、小中一貫より統廃合が切実である

○ あまりの少人数に、とても不安を感じる。早い時期の対応、対策を考えてほしい。

○ 祖父が「学校なくなるのは寂しいけど、それで孫が困るのはもっとつらい。」と言ってくれたから、ない勇気を振り絞って全体会で発言した。

○ サッカーも野球も、学校でできるかどうかわからないなんて、子どもに言うのはつらい。

○ 学年で、男の子1人とか女の子1人とかになると、学校に行かせるのも不安になる。

○ 学習発表会で、幼稚園に女の子しかいないのを見て、若いお父さんが、男の子は行かせられないと言っていた。

○ 9年間同じメンバーは嫌だと子どもは言う。

○ 男の子は人数が足りないから、今度の陸上競技会でリレーに出られないので悔しい。下の学年は女の子だけだから男子の人数が足りなかったが、これが普通になるのは嫌だ。

○ 統廃合は、要望したところでこの春から実現できるわけではない。でも、3年後、5年後に間に合うなら、今、声をあげなければいけないのでは。

○ 放っておいたら、このまま学校は消滅するかも。だったら、言ってくれてるときに、いいようにしてもらったほうがなのでは。

○ 「してください。」と言っても、してくれるかどうかわからない。市の方から「してあげる。」って言ってくれている時にしてもらったら、それなりに力を入れてくれるからしてもらったらいいのではないか。

○ 市から言って来ている限り、今だったら失敗しないようにお金も人も入れてくるはずだから、してもらったほうが得なのでは。

○ どうせ統廃合で同じ敷地になるなら、公民館や図書館も併設して、スクールバスも生活バスに持っていってくれれば、すごく嬉しい。ある意味、コンパクトシティになる。

○ 統廃合したら「田んぼの学校」などを続けるのは難しい。

○ 「田んぼの学校」なども持っていきようで4地区で取り組めればいいのではないか。

○ 切羽詰まっているのは3校だから、足守が嫌だと言うなら大井・高田・福谷で持っていく方向も考えてくれたらいいのでは。

○ 統廃合でも、自分の学区に学校が来るならどの地区も賛成するが、他の地区に行くなら反対というのはどこもそうだろう。

○ 地区に学校がないとどういうことになるか。教育は、単なる行政サービスではない

○ 考える会の話は、3〜4人でなら話せるが、大勢になると皆黙ってしまうので、どうすれば意見が出てくるのか。

○ 小中一貫教育を、同じ敷地内で取り組むことになった場合、通学が遠距離になる可能性が高いが、その場合、バスはどうなるのか。そのバス代は、市が負担してくれるのか、保護者の負担になるのか

今なら条件を出せるが、後になって地元から言っても駄目になるかもしれない。

○ 一斉下校とはいえ、1人で帰っている子を見ると、危なくて不安になる。それなら、スクールバスで決まった時間に帰ってくる方が安心。バス停まで迎えに行けるから。

○ 少し前に知らない人に子どもが声かけられて怖かったことがある。

○ 足守でよりよい教育をするにあたって、市は成功させる覚悟があるのだろうか

(質問)
○ 小中一貫教育に関して、中学校のメリットをもう少し説明してほしい。

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