出前講座 ~水害と備えについて~ ESDカフェ

投稿日:2019年7月11日

線状降水帯に起因する大きな災害がここ数年全国で発生。昨年の西日本豪雨、今年も鹿児島地方を中心にした南九州地域の豪雨と日本のどこでも起きる現象になっています。津倉町もいつ起きてもおかしくない状況の中、7月8日(月)岡山市の河川防災室より2名の方をお迎えし、「水害と備えについて」の講座会を開催しました。

ここ数年、豪雨の回数は増えてるのに、雨の降る日は減っているとの事で、短時間に集中して雨が降る傾向に変化してきている。昨年7月の豪雨も岡山市内では、24時間雨量197㎜(観測史上2位)48時間雨量306㎜(観測史上1位)と岡山市内でも多くの被害が出ています。

岡山平野は、元々「吉備の穴海」と呼ばれる内海に覆われていたが、大規模な干拓事業によって作り出された海抜ゼロメートル地帯が広がっており、セロメートル地帯の面積は230k㎡と全国で2番目の広さだそうです。

岡山市が最大想定規模の洪水浸水想定では、津倉町集会所付近の想定浸水は3.0~5.0mと想定しています。

(昭和51年に小豆島で48時間雨量1,076㎜を記録した雨で想定)

岡山市では事前対策として、ハード対策(市管理の河川の改修や維持管理、下水道やポンプ場の整備、施設の点検や操作訓練等)とソフト対策(洪水・土砂災害ハザードマップの作成と公表、内水ハザードマップの作成の公表、出前講座の実施等)を実施されてますが市民もそれぞれに事前対策が必要で、

1.大雨に備えて、土と土のう袋を準備

*岡山ドーム東側私有地にて定期的に配布…今後の予定:7/23 8/31に実施

*津倉町町内会でもたこ公園内に土、倉庫に土のう袋準備

2.助成制度活用による止水版設置や戸別雨水貯留タンク設置。

*詳細に対しては岡山市下水道保全課に問い合わせして下さい。

日頃からの備えとして、避難場所と避難ルートの確認、非常時の持ち出し品の整理、大雨が降ってきたら、正確な情報収集と自主的避難を行うことが重要で、まだ大丈夫だろうと思って亡くなった方がいたかもしれません。今、逃げなければ自分や大事な人の命が失われるとの意識を忘れずに行動することが重要であると再認識しました。

カテゴリー:わいわいESD

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