今村宮・本殿内部の壁画 ~極彩色の輝き~
投稿日:2018年6月18日
西学区内にある、今村宮は、建武元年(1334)の創建で、歴史のある神社ですが、一般の方が本殿内部の壁画を見る機会はほとんどありません。
今回、今村宮総代役員のご好意により、写真で見ることができ、ほぼ700年を経た今なお、極彩色の美しい色合いと輝きがあります。
(概要)
今村宮は、内山下榎馬場にあった「三社明神」を、岡山城を拡張するに当たり、宇喜多氏が現在地に移し、この地に、従前からあった八幡宮と合祀して「三社八幡宮」と称していたが、のちに「今村宮」と改称し今に至っている。このため、今村宮は、旧城下町に氏子が多く見られる。
「本殿」
1. 【外観】
石造りの亀腹の上に建てられている。三間二間も檜皮葺・三間社流造で、正面に唐破風造りの向拝を設けている。
2. 【内部】
内部は、前一間通りが畳敷きの外陣で、奥一間通りの内陣には、黒漆塗りの壇をしつらえ、三つに区切った神座を設けている。
神座の板戸や羽目板には、天人・獅子・摸などの金碧画が描かれており、虹梁、長押などには美しい彩色を施し、華麗な極彩色の装飾が施されている。
この本殿は、1623年(元和9年)に再建で、江戸初期の建物であるが、彫刻や彩色などには、桃山時代の建築様式の特色を良く残している。
(No.1068)
今村宮本殿内部の壁画(構成)
今村宮(冊子)pdf
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今村宮
イマムラグウ
由緒
当宮は建武元年(1334)の創建で、岡山市の中心部である内山下の榎の馬場(現在の岡山県庁前)に、奥州白川の城主である菖蒲七郎左衛門の子・正寿が勧請した。
天照大御神、八幡大神、春日大神の三神を奉祀したので、「三社明神」または、「三社宮」と称し、約250年にわたり、岡山市の中心部の産土神として崇敬された。
天正8年(1580)岡山開府の祖といわれる宇喜多直家が岡山城城郭を拡張するにあたり、付近の土地を整理・移転した。そこで、三社明神は今野村に祀られている八幡宮に御遷宮され、二つの神社は合祀されて現在の今村宮となった。
今村宮はこのような歴史の為、二つの大きな地域に氏子がある。三社宮、三社明神といわれていた当時からの氏子は、岡山市中心部である内山下(水の手、相生、元町)大炊殿(現在の川崎町)、橋本町、荒神町、中之町、下之町、栄町、紙屋町、西大寺町、新西大寺町、細堀、千日前、天瀬、中山下、高砂町、仁王町、常盤町、中央町、柳町、田町、下出石、下石井、下西川、桑田町などである。 多少の変化はあるが、今日でもなお今村宮の氏子である。また、急速に開け発展しようとする今、竹通、大野辻、上中野、下中野、野崎、新中野町内の鎮守でもある。
明治16年、県社に列格し、昭和30年3月、本殿が岡山県重要文化財に指定された。
神社コード | 01030 |
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神社名 | 今村宮(イマムラグウ) |
通称名 | |
旧社格 | 県社 |
鎮座地 | 〒700-0975 岡山市北区今4-3-5 |
電話番号 | 086-241-2744 |
FAX番号 | 086-241-2747 |
駐車場 | 有 5台 |
御祭神 | 天照大御神,春日大神,八幡大神 |
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御神徳 | |
主な祭典 | 5月17日:春祭 10月第2土曜日・日曜日:秋祭り 11月30日:新穀感謝祭 |
宮司宅電話 | |
URL | |
特記事項 | 粥つり神事 |
- 交通アクセス
- NTT今村サービスセンター塔から西北へ400m
- 氏子地域
- 岡山市南区(下中野)、岡山市北区(下石井2丁目、京橋町、桑田町、今1丁目、今2丁目、今3丁目、今4丁目、今5丁目、今6丁目、今7丁目、今8丁目、今村、上中野1丁目、上中野2丁目、大元2丁目、中央町(一部)、中山下2丁目、田町1丁目、田町2丁目、内山下1丁目、内山下2丁目、表町1丁目(一部)、表町2丁目、表町3丁目、北長瀬、柳町1丁目、柳町2丁目)
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