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田山ハイツについて

 ここ半田山ハイツは、岡山市街地の北に位置する津高地区の南東部で標高50~60mにある住宅団地です。周辺の丘陵上には弥生時代の集落遺跡と古墳時代中期の古墳、谷部には古墳や古代山陽道の一部と推測される道路状遺構などの様々な遺構を確認することができます。

 私たちの岡山市は、かつて吉備の国と呼ばれる地域の中枢に位置しており、その市域内には、現在でも多種多彩の文化財が多数存在しています。先人達の営みの跡である吉備地域の一端となる津高地域の歴史を半田山ハイツ団地造成と津高台団地造成に伴い、岡山市教育委員会による発掘調査が実施されたことで確認することができました。


 半田山ハイツが位置する津高は、昭和46年1月8日に横井村から岡山市に編入されました。その年から昭和55年にかけて約630区画が宅地造成され分譲されてきました。やがて隣接してみのるゴルフ練習場理科大付属高校分校、体育館などの施設もつくられるようになりました。

 平成5年には町内南にあった、山を削り池と谷を埋めて777区画の津高台団地が造成。ドーナツ現象幕開けの効果であろうか、岡山―備前間に山陽自動車道が開通し、岡山インターまでは近距離、国立病院が移転整備され周りには各科の医院もでき、人口増加に伴って大型スーパーマーケットなどが競うように進出し、団地内には2社のバスが運行して居住環境が整備されるようになりました。

 団地東方には緑をたくわえた丘陵の半田山が佇み、自然との共生で成り立っている団地です。

イトについて

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