平成27年1月19日 岡山市芳田公民館では、地域人づくり講座に気象予報士住宅正人講師を招き、「楽しく学ぶお天気&防災教室」を開催されました。住宅正人氏は、おなじみの「ちくわ笛演奏」を交えながら、岡山の気象や災害についてその特徴・ポイントを楽しく講演される「桃太郎のからくり博物館」の館長さんです。あの有名な「ちくわ笛演奏」から講演会には芳田・芳明学区の100名を越える方々が集まりました。講演では、まず、ちくわ笛演奏の民謡からはじまりました。講演では岡山の晴れの国は、気象データの日照時間・晴天率・無降水日の平年値からみると南部と北部の気候の違いはあるが気象災害を招く天気のクセがあり、岡山は乾燥が強く寒い日が多く、そのため手延べそうめんつくりなどに適している。天気変化と災害については、西高東低冬型、南岸低気圧や春の嵐、爆弾低気圧や梅雨前線、雷と突風(ダウンバースト等)や秋雨前線、台風などがあるが、岡山は災害が少なく、風水害でみると中世以来繰り返された三大河川の氾濫や昭和9年の室と台風、昭和20年の枕崎台風、昭和47年7月梅雨前線豪雨、内水氾濫の昭和51年の台風17号等、また、高潮災害では、明治17年台風で干拓地破提による高潮災害、平成16年台風16号高潮災害等があります。特に、干拓地での高潮災害は早く逃げれる高い所を平素から考えておくこと(自助)が必要であると考えます。」とのお話がありました。珍しいちくわ笛演奏を交えながらの楽しい講演でした。
(報告:吉森)