平成21年11月11日(水)芳田地区社会福祉協議会では、大阪市住之江区泉関西電力「かんでんエルハート」の視察研修を行いました。
関西電力では、従来から障害者の方々の雇用を積極的に取り組んで来ましたが就労の進んでいない知的障害者や重度身体障害者、精神障害者などの雇用を促進をするため電気事業の職種枠をこえて新たに多彩な職域を開拓し、大阪府及び大阪市の支援を得て第三セクター方式での会社を平成5年に設立されました。
経営理念:地域との共生、地球環境との共生
≪会社のねらいは≫
○ 障害者に対する正しい理解と認識をもってもらう。
○ 障害者も皆(健常者)と同じように社会に出て働いて生活したいと願っている。
○ 障害者雇用は行政・民間企業の社会的責務である。
○ 障害者が働きやすい、住みやすい社会は皆(健常者)も働きやすく、住みやすいやさしい社会である。
事業内容:花卉栽培、販売、花壇保守、貸し農園
広報企画、デザイン、印刷、製本
ノベルティ商品の販売、箱詰め、包装
ダイレクトメール発送
酒類の販売
ヘルスキーパー、クイックマッサージ、セルフケア口座
メールサービス、データサービス
電話受付サービス
以上、ビデオ研修を受け、事業所内見学を行いましたが、私達が案ずることもなく健常者と変わらぬ作業振りに感動しました。事業所内の環境設備も整い。例えば、作業床のタイルも大きく、通路には床から20cmの所は木製で車椅子が当たっても大丈夫の仕組み、また、コンセントも床よりたかく電源スイッチはより低く、洗面所の高さも車椅子の目線に設定され、緊急避難等も電気の色で判断するなど作業環境の最適な設備でした。障害者の働く意欲と地域との共生に新たな認識をいたしました。 |
(取材 吉森) |
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