米倉博物館


展示NO-M11 「盆灯篭」 「みずたな様」

 8月15日の晩はお萩の送り団子を作り輪灯を吊るし線香を焚き、先祖の霊と一緒に来訪した無縁仏、餓鬼(ガキ)に棚の一隅に先祖と同じ献立を供えた。
 三日間は近親、家族等夕方墓参りをし「灯篭」をとぼし肥松を焚いて供養した、また庭で迎え火、送り火に肥松を焚き「水棚」を祭った。
 精霊送りの舟は、真こも(まこも)で作り夜半の刻に潮の引きに合わせて、肥松の灯火で読経の中児島湾に送った。