米倉博物館


展示NO-N47 「たたき」 「すいれい」 「穴突機」

 「たたき」正式名称は不明。稲わら、麦わらは貴重な燃料であり、また加工原料として用途は多様であった。
 農家は「わらぐろ」をつくり、これを保存した。その風景は「わがまちの歴史」で紹介しています。
 大きな「わらぐろ」は、とんがり帽子の小屋の様相をしていた、雨を防ぎ、風に強い「わらぐろ」つくりは技術を要した、「たたき」は「わらぐろ」の周囲を叩いて形を整えるのに用いられた。
 
 「すいれい」は、NO−47の「田の草取り機」の普及以前に使用されていた初期の田の草取り機で、押手と引き手があり、柄の部分も長い構造になっている。

 「穴突機」は、裏作として麦や小麦が盛んに作付された時期、チョンカケ(稲刈の終わった田を掘起こす)した畝に種を落す穴をあける機械で、上に石の重りを乗せて手で引いていた。