米倉博物館


展示NO-N18  「わらじ作り機台」  「かんぴょうむぎ」

 日常の履物は「わらぞうり」であった、良質の藁を展示NO−N07の「わらそぐり」で袴を取り、藁を打って柔らかくし「ぞうり」を編んだ、着古した着物を裂いて三つ組みに編み、それを「はなお」にした、足へのそぐいも良く学校に履いて行く子供も多かった。

 夏の風物詩で、庭先で白い「かんぴょう」が涼しげに揺れていた、「かんぴょう」は保存食で、農家の「わらぐろ」の周りで栽培され、大きな「かんぴょう」が垂れ下がる風景をあちこちで見かけた、、収穫しては3センチ幅に切り長い帯状に「かんぴょうむぎ」でむぎ、竹の物干し竿に2から3日干すと立派な製品になり、秋の遠足のまき寿司となった。