季節のたより
2004




拝啓
 クリスマス会
 キャンドルサービスに祈りを込めて、恒例と成った米倉子供会のクリスマス会が公会堂で行われ、子供たちの笑顔が溢れました。
 プレゼントに夢を膨らませ、12月は子供たちにとって一年中で一番楽しい月かも知れない。
 新しい年が、幸せな年であることを願いキャンドルに祈りをささげます。
 昭和54年12月のクリスマス会の画像を同時紹介します。
 今では、それぞれ父となり母となり我が子の成長を見守り、時にあの日に帰り想いを募らせます。
 また何時の日か、この子達が成長し、親となり米倉ホームページを飾ることを願ってやみません。
                                敬具
                            平成16年12月11日
                                      米倉子供会

 追伸 クリスマス会画像は、会員ページ「トピックス」で紹介しております。


昭和54年12月のクリスマス会風景。
今は、この子たちも中学生・小学生の子を持つ父・母となり
子供たちの健やかな成長を暖かく見守っています。
平成16年12月のクリスマス会風景。
子供たちの笑顔はすばらしい。

この笑顔をいつまでも絶やさないでほしいと願う。




拝啓
 まなびとけんこうウォーク
 例年なら木枯らしの吹く11月下旬の日曜日、爽やかな秋空の下で学びと健康ウォークが開催され、身近で意外と知らない地域の歴史をみんなでウォークを楽しみながら良い汗を流しました。
 小学校に集合しオリエンテーションの後、3組に分かれて米倉常慶寺・米倉港・米倉大樋門・米倉木野山様と1時間のコースで、それぞれお寺の和尚さんのお話や地元の古老から歴史とエピソードを交えた話を聞き参加した子供から大人まで住まいする地域への親しみを深くしました。
                                 
敬具
                                     平成16年11月21日
                                     米倉町愛育委員会


 追伸 ウォークの画像は、会員ページ「トピックス」で12画像紹介しております。


 
 




拝啓
 災害
 今年は列島上陸の台風が最多を記録し、また10月には新潟中越地震が襲い、各地に大きなつめ跡を残しています。
 被災された地域の方々に心からお見舞い申し上げます。
 この度、当地区も水害の危険を目の当たりに見てお便りを致します。
 当地区を流れる笹ヶ瀬川は二級河川とはいえ、五十数年来の記憶の中で堰堤の改修工事の記憶がありません。
 足守川との合流点で、その上、堤防が川の湾曲部に当たり直線に水が流れたとき、米倉港の付近が一番危険なところと昔からよく言われてきました。
 そして上流では樹木が伐採されゴルフ場が3箇所も開発され、田園の都市化が進み雨水は溜まり場を失い下流に押寄せ、各所のポンプで強制的に児島湾に排出し湖水は溢れます。
 堤防の構造は脆弱で、しかも老朽化しており、流出する危険性を感じました。
 改めて検証すると、堰堤は斜めに傾き、防波堤はいたるところで亀裂が見受けられ、堤防は車の走る道路と化しています。
 単に堤防を高くすると水位が高くなり、水圧が高くなると、漏水による危険は高くなります。
 堤防下を耕作し家庭菜園が広がりサツマイモが植えられています、増水に伴い水圧が上がれば、その底辺の堤防の下側を浸透た水が、町内の田圃の中で漏水となって噴出しています。
 それがだんだん大きくなり、一挙にどっと水が漏れて、堤防が決壊する危険性は十分にあります。
 戦後の食糧難の時代でも、国道脇にサツマイモが植えられても、堤防脇に植えることはありませんでした。先人たちの知恵を見習うことが慣用かと存じます。
 また、岸辺にはレジャーボートが無差別に係留され増水時は流れをさえぎります。
 一瞬にして町の75パーセントの地域が浸水し、「二階に逃れるのがやっとでした」との光景を見る時、二階の無い者はどうすればよいのだろうかと不安が募ります。
 文化施設・情報化対応等々行政の果たす役割は多様でも、住民の財産と生命を守ることの大切さを最優先されるべき課題ではないかとこの時期強く感じております。
                                敬具
                                     平成16年11月1日
                                      素直な米倉町民



 
 




拝啓
 大型台風23号
 高知県に上陸した大型の台風23号は、四国沿岸を北東へ進み、20日午後6時前に大阪府泉佐野市付近に再上陸した。その後、勢力を弱めながら本州を縦断、各地に暴風や高波、大雨による被害をもたらした。
 20日午後11時半現在、11県で計22人が死亡、2府8県で計31人が行方不明となっている。今年の台風被害の中では最悪になるとみられる。また土砂崩れは197か所、住宅倒壊は82件に上った。
 愛媛県では土砂崩れが相次ぎ、民家が倒壊して5人が死亡。岡山県玉野市でも民家7戸が土砂に埋まり、高知県室戸市では高波で住宅が壊れ、3人が死亡し、2人が負傷した。被害に伴い、京都、香川など6府県からの災害派遣要請を受け、現地の陸上自衛隊員が対応に当たった。

 最大瞬間風速は津山市で50.4メートル、岡山市で41.4メートルを記録し観測史上一位を更新した。
 そして笹ヶ瀬川も増水し、濁流が堰堤を越え町内に流れ込んだため消防団が出動し堤防に土嚢を築き警戒にあたった。
 なお、笹ヶ瀬川の水位は、米倉港で20日21時35分に2.16メートルまで上昇した。
 当日の宇野港の満潮は17時49分であったが21時30分には淡水湖の樋門が開き放流が始まり水位は徐々に下がり大事には至らなかった。
 自然の驚異と防災への心構えを即し、後世のために記録に留めます。
                                敬具
                                       平成16年10月21日
                                         米倉消防団


 
 




拝啓
 西市天満宮の秋祭り
 西市天満宮の祭神は、菅丞相(菅原道真公)、天穂日命、菅原后命、御子命で、天文元年(1532)6月1日に京都北野天満宮を勧請したのが始まりとされています。
 本殿は、3間社流作りで、屋根は以前は檜皮葺きでしたが、現在は銅版葺きとなっています。
 門は、3間1戸の八脚門で本瓦葺きの隨神門で、門前の橋を渡った所から東に100問の馬場があり、その東端に花崗岩製の鳥居が立っています。
 社殿の周囲には、明治45年に再建された時の寄付者の名前を刻んだ石段が廻らされています。
 
この西市天満宮の境内に「牛馬神」があり、牛馬の安全を祈願して、陰暦の正月15日に「宝元田祭」という祭りが行われ、濁り酒(にごりざけ)が振る舞われていました。
 農家で牛馬が飼われなくなってからは祭りもなくなりましたが、当時は、農耕の牛馬は、我が子のように労わり(いたわり)慈しんで(いつくしんで)いました。
 これが信仰へと発展していったものです。
 祭りは、春秋の2度行われ、稲作の初めと終わりに豊作を祈り、感謝を捧げるものです。
 本殿・拝殿・末社・門などに御神灯が吊るされ、各町内には天満宮の幟が立てられ、境内近くの道には、子供たちが書いた絵や習字の額堤灯が並べられ、境内には子ども会の夜店が並び秋の夕暮を楽しみます。
 そして翌日は、黄金色に実った稲田を子供みこしが渡ります。
                                                    敬具
                                                          平成16年10月10日
                                                            米倉農民

 追伸、子供みこしの画像は、会員ページ「トピックス」で12画像紹介しております。






拝啓 台風16号日本列島縦断。
 自然は時に人の手ではどうしょうもないほどの猛威を振るいます。
 今年は、日本列島に上陸する台風が多く、8月30日から31日未明にかけて中国地方を襲った台風16号は瀬戸内沿岸に高潮で被害をもたらしました。
 岡山市でも岡南地区が高潮に襲われ大きなつめ跡を残しました。米倉港は危険水位には至りませんでしたが、もし児島湾締切り堤防が無かったら完全に高潮浸水に襲われていました。
 米倉地区は家屋等への被害はありませんでしたが稲作は開花時期と重なり収穫が心配されます。
 災害の少ない地域に育ち危機意識の低さが指摘されています、このような記憶を後世に引継いでいきたいものです。
 この記録が操明学区のホームページに「台風16号緊急避難の報告書」として記述されています。
 これも記憶を留める中で電子町内会ホームページの果たす大きな役割だと思います。
                                                敬具
                                              平成16年9月1日
                                                            米倉農民



実らない稲穂




拝啓 ふれあいの夕べ。
 盛夏の候、芳明学区の各種団体が協賛して「ふれあいの夕べ」が行われ、夕暮の露天に灯がともり、
紅白の提灯に誘われて、老いも若きも集い・踊り、夕べの涼を楽しみました。
 米倉夏の便りを24枚の画像でお届けします。
 少し重いページですが、全ての画像を取込んでからごゆっくりご覧ください。
                                                     敬具
                                           平成16年8月7日
                                                       米倉体育協会



  
夏の日の思い出T    夏の日の思い出U




拝啓 笹ヶ瀬川の増水。
 7月13日の北陸地方を襲った集中豪雨により被災された方々にお見舞い申し上げます。
 中国地方も8月1日の台風10号の通過に伴い、わが町の笹ケ瀬川も増水しました。幸いにして危険水位には至らず、被害も無く平穏な生活に戻りました、しかし、改めて防災への心構えを新たにしました。
 思うに、児島湖締切り堤防の完成に伴い、南部一帯は高潮に対する心配がなくなりましたことは幸いです。
 豪雨の度に感じることですが、南部一帯は旧田園地帯で、雨水は上流から下流に押寄せ排水する笹ケ瀬川も増水し低地では浸水します。
 排水ポンプを作動し内川の水を外川に放流する作業が昼夜行われます。これに携わられる水利委員の方々のご苦労に感謝申し上げます。
 多くの人々に支えられ地域が発展して行くことを感じた夏の日です。
                                          敬具
                                            平成16年8月2日
                                                        米倉町民一同






拝啓 「ジャンボたにし」の産卵。
 ジャンボたにし(スクミリンゴガイ)の卵塊が、護岸や水上の草や稲に産み付けられ、今の時期方々で見かけます。
 スクミリンゴガイは、夜間に水上に出て産卵します。条件がよければ3、4日に1度産卵し、これが2、3ヶ月続くのですからメスは一生に数千個の卵を産むことになります。
 この「たにし」南米産で、1980年代に食用としてアジア各国で養殖されましたが、商品価値がなく、野生化して生育初期の稲を加害し、西日本各地で水田被害が生じています。
 孵化までの期間は、約2週間ですが、孵化率はあまり高くないようです、しかし、2ヶ月程度で成熟します。
 夏に生まれた貝が秋までに1〜3cmになり、そのまま土中で越冬します。
 しかし、小さい貝は、ほとんど越冬中に寒さと乾燥のために死んでしまいます。
 越冬貝は、翌年の春に水田に水が入ると活動を再開し、夏に盛んに繁殖します。
 被害量は、貝の密度や浸水時間が増すにつれて増加します。一方、稲が大きくなると、食害される苗数が格段に少なくなります。また、水深が浅いと、被害があまり生じません。
 それにしても、戦後に食用カエル、ブルーギル、アライグマ、ヌートリア等々、日本に持ち込まれ、勝手に増えた動物は多く、この貝等は深刻な問題を提起しています。
                                                   敬具
                                        平成16年7月25日
                                                   米倉農民


水上の草に産み付けられた
濃いピンク色をした卵塊
大きなものは、殻高80mmにもなります。
小さいのは在来の「たにし
です。
保崎さんの田圃を荒らす「ジャンボたにし」
稲の被害面積は年々広がっています。




拝啓 夏休みを前に、子供たちと一緒に当新田公園の清掃をしました。
 朝から夏の日差しを受け、気持ちよい汗を流し、子供たちも奉仕の心と労働の喜びを幼い心の中に養ってゆきます。そんな思いの休日の朝でした。
 すっかりきれいになった公園で、この夏も「せみ」の声と子供達の元気な遊び声が聞かれることでしょう。
 小さな故郷の季節の便りをお届けします。
                                                    敬具
                                          平成16年7月3日
                                                     米倉子供会
                                                      岡田 順子






拝啓 昨日までの寒さも少し緩み、日一日と春の音連れを感じます。
 さて 先日芳明小学校の生活科、昔の遊びに参加してきました、竹とんぼ・凧揚げ・竹馬・めんこと受け持った人たちも何とか子供たちに指導することが出来ました。
 子供たちは寒さの中もいとわず、今までしたことのない遊びをなんとか覚えようと元気に参加し一生懸命運動場を駆け回っていました。
 昔遊びを指導する人たちも遠い昔の子供のころを思い出しながら子供たちと一緒に楽しく過ごさせてもらいました。
 今の子供たちはテレビやゲームなど家の中で遊ぶことが多く、また自分で物を作って遊ぶ楽しみを知りません、小学校の教科の中にこのような機会を設け物を作る喜びを子供たちに教えることは大切なことだと感じました。
 来年も元気で子供たちと一緒に楽しみたいと思った一日でした。
                                               敬具
                                        平成16年1月27日
                                                  米倉電子町内会
                                                   高尾 満




 
拝啓 新春の候、皆々様にはますますご健勝のこととお慶び申し上げます。
 毎々、当町内会ホームページに再々お立ち寄り賜り、ありがたく厚く御礼申し上げます。
 今年の春には当町内会ホームページも三周年を迎えます、これからも地域の情報発信の場として心に残る内容に取り組んでまいる所存でございます。なにとぞ、ご愛読のほどよろしくお願い申し上げます。
 季節のたよりも当サイト発刊時に俊介君の誕生を祝って紹介しましたが、その俊介君も3歳になりました、幼稚園、小学校、中学校、大学と時を重ね、何時の日か当ページも故郷米倉の思い出の一つになることを祈ってやみません。
 小さな町の中に何か光るものを見つめながら編集にあたってまいります。
 さて、昨年秋より工事に着工した岡山バイパス米倉高架橋遮音壁工事もほぼ完成をみ、騒音と振動そして大気の汚染に悩まされる日々もこれで少しは緩和されたかに存じます。
 これに伴い米倉の風景も変わりました、時の流れの中で変わり行く故郷に一抹の寂しさを感じますと共に、時の流れの早さに困惑する昨今でございます。
 年々情報化社会変革の中で、今後ともご意見ご感想のほど賜りますようよろしくお願い申し上げます。 
                                                  敬具 
                                          米倉電子町内会 
                                                    ホームページ編集委員会