季節のたより

2019


「令和」の子供達
 年号が2019年5月1日、「平成」から「令和」の時代となりました。
 新元号「令和」の出典は「万葉集」巻五、梅の花の歌三十二首併せて序。
 引用文は。初春月、気淑風、梅披鏡前之粉、蘭薫珮後之香。
  初春の令月にして、気く風和ぎ、梅は鏡前の粉を披き、欄は珮後の香を薫らす。
  意味は「人々が美しく心を寄せ合う中で文化が生まれ育つ。

明るい米倉を。
令和のみなさんへ
 ◎ 子ども達が通学路を通って学校へ、その時間帯は自転車や自動車の通行が増えます。
 ◎ 子ども達へ「おはよう、いってらっしゃい」の声掛けを・・・・「気を付けていってらっしゃい」も。
 ◎ 子ども達の下校時、出会ったら明るい笑顔で。
令和の子供達へ
 ◎ 授業が終わったら、通学路を通り、寄り道をしないで、まっすぐに帰宅しましょう。
 ◎ 横断歩道を渡るときは、必ず左右の安全確認をしましょう。
 ◎ 道路を歩くときは、ふざけたりしないようにしましょう。

   
   
   


笹が瀬川堤防改修工事
 昨年7月の集中豪雨では岡山県内で多くの河川が決壊し各地で泥水が町を襲った。
 笹が瀬川も濁流に襲われ、上流において河川が氾濫した。幸い当地の堤防は守られた。
 過去に於いて、平成23年9月の台風12号に於いては笹が瀬川が増水し、濁流が堤防を越え町内に流れ込み一部地域の床下浸水被害が派生した。
 笹が瀬川は二級河川とはいえ、当地区は足守川との合流点で、その上、堤防が川の湾曲部に当たり直線に水が流れたとき、米倉湾の付近が一番危険な所と言われてきました。
 堤防の構造は貧弱で、しかも老衰化しており、流失する危険性も感じさせていました。
 改めて検証すると、防波堤は斜めに傾き、いたるところで亀裂が見受けられます。
 そして、堤防は車の走る道路と化しています。
 地域の安全に欠かせない堤防改修工事が米倉港周辺3箇所で進められました。
 残念ながら、岸辺に放置された船は管理者も現れず処理が進められませんでした。

 地域の誇り「金毘羅街道、米倉渡し場の後の記念碑」は保存され後世に残されます。
 この港は、岡山から上中野、西市、米倉を経て妹尾を通り下津井に至る金比羅往来を行き来する人は、この米倉渡しを利用しました。
 
また、「有無両縁法界萬霊」ならびに「大覚大僧正」の石碑も後世に残されます。
 そして、堤防に設置された消火栓のカバーには「桃太郎画のカバー」が掛りました。
 尚、心配される米倉樋門一帯の改修工事は6月からとのことです。

 
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
  
 汚染される米倉港

 
 こんな美しい港だったのに




新春 玄 (猪) にまつわる熟語 ・ ことわざ

 猪 突 猛 進 (ちょとつもうしん)
    猪が直線的に突進するように、目標物に対してがむしゃらに進むこと。
    また、向う見ずに猛烈な勢いで進むこと。
   
 魯 魚 亥 豕 (ろぎょがいし)
   「魯」と「魚」、「亥」と「豕」の字が似ていて誤りやすいことから、漢字の書き間違いのこと。

● 猪も七代目には亥になる (いのししも七代目にはいのこになる)
   変わらないように見えても、長い年月の間にはそれなりに変化のあることのたとえ。

● 亥を抱いて臭きを知らず (いのこをだいてくさきを知らず)
   自分の欠点や 醜さは自分ではなかなか気が付きにくいことのたとえ。

● 亥を憎みて臭きを愛す (いのこをにくみてみにくきを愛す)
   おおもとを憎んでいるのに、それから派生する事柄には寛大なことから、不合理で一貫しない考えのこと。

● 遼東の亥 (りょうとうのいのこ)
   昔、遼東の豚が頭の白い子を生んだ、珍しいことなのでお上に献上しようと河東に来ると、そこの豚はみな白かった。
   見聞が狭いため、世間にあふれていることを知らず、自ら得意になっている様子のたとえ。

● 馴染みては猪の子も可愛  (なじみてはいのこも可愛)
   どのようなものでも近くにいて 馴れ親しむと、情が移って愛しく思うようになることのたとえ。

●  山より大きな猪は出ぬ (山より大きないのししは出ぬ)
   猪が大きいといっても、山より大きいことはない、誇張するにもほどがあるということ。




常慶寺、柳川住職画