季節のたより
2010



前略 2010年・秋澄む
 澄む秋や稲穂も垂れる米倉路
 暑かった夏、虫の音と共に季節は移ろい実りの秋の訪れ。
 秋風がキンモクセイの香りを運び、微風にコスモスが揺れ、窓から運動会の歓声が聞こえる。
 心癒される至福の澄む秋。
 今年も運動会、環境美化クリーン作戦、米倉港防災訓練、敬老の集い、学びと健康ウオーク、西市天満宮秋祭り、お神輿町内パレード、グランドゴルフ大会そして秋の実りに感謝して地神様の祭礼、地域の絆深く秋の行事が進められた。
                                         早々
                                        平成22年10月
                                        米倉町内会ホームページ編集委員会


芳明小学校広報部発行、
「ふれあい」(平成22年10月1日号)秋祭りで地域を再発見より。
 もうすぐ、子供たちが楽しみにしている秋祭りの時期です。近頃の祭りは、神様とは関係のないところでの「お祭りさわぎ」という雰囲気のものが多く「神様を祭る行事・儀式」という本来の意味は失われているように思います。秋祭りが行われているお宮でも、手を合わせてお参りする子供の姿は少なく、夜店やビンゴゲームにまっしぐらです。
 自然に対する感謝の念を忘れず、「稲作の初めと終わりに豊作を祈り感謝を捧げる」祭り本来の意味を、この秋祭りの行事で子供たちと話してみるのもよいのではないでしょうか。
 秋祭りは、子供たちがかついだおみこしで各町内をねり歩きます。おみこしの中には、お宮で祈祷されたお札が納められていて「お参りに来られない方々にもおかげをいただいてもらえるように」との願いが込められています。
 だから、お宮をかついでまわっていると同じなのです。そして、各家庭の安全、健康、繁栄や子供たちの健やかな成長を祈るありがたいものなのです。
 土地の恵みをいただき、生きている私たちにとって、その土地をお守りくださる氏神さまは大切な存在で可。子供たちが大人になっても大切にしていってほしいと願います。
西市天満宮
 創建は、今から約500年前の天文元年(1532年)九州、大宰府の北野天満宮を勧請したものが始まりで、学業の神様の菅原道真公をお祭しています。境内には「牛馬神」があり、農耕が盛んなころ、わが子のように労り慈しんでいた牛馬を祈願して祭りを行っていました。
 氏子地域は西市、米倉、万倍。
当新田・泉田天満宮
 創建は、今から約300年前の寛永4年(1627年)。泉田の新田開発の潮止め堤防工事の際3度に渡り堤防が決壊したそうです。その時に流れてきた廚子(中に天神様の像が納められていた)をお祭すると工事は順調に進みました。そこで、お宮を作り泉田新田の氏神様としました。そして、当新田が開墾された時もこのお宮を氏神様としました。
 氏子地域は、当新田、当新田西、泉田。





前略 2010年夏の日の思い出
 太陽の光に負けるものかと咲く夏の花の中で、早朝、朝霧をつけながら爽やかな色合いの花が咲く、そして昼近くにはしぼんでしまう。
 「アサガオの花、一時」と言う儚なさのたとえもここから生まれたのだろう。
  朝顔につるべとられてもらい水  千代女
 7月16日、蝉の初鳴きを聞いた、蝉の夏の始まり、照りつける日射しの中で痛いほど鳴いている。
 「♪ミーン ミンミン」 みんなでておいでよと。
 今日も畑に、緑の稲田に陽は照り、空は燃え、畑はつづき、雲は浮かび、眩しく光り、地は熱く焼けている。
 7月下旬の晴れた日、杖をついたお年寄りがじっと佇んでいた、行って見ればそこにアザミの花が咲いていた。
 アザミの花の種類は沢山あるが面白い話がある。
 13世紀ごろ、スコットランドにノルウェーの兵隊が侵入し城を囲んだとき、、ある夜、彼らが壕に入るために裸足になり壕のアザミに足を刺されて悲鳴をあげた。
 それがきっかけでスコットランド兵が奮い立ちノルウェー兵を追い払ってしまったと言うことからスコットランドの国花になったとか。

 「新よねぐらばし」のたもとでトケイソウ(時計草)が午後の日射しを受けて雌しべの長針・短針・秒針を広げて咲いています。
 珍しい花で数年前からここに地生し暑い夏の心を和ませてくれている。
 青い空は動かない、雲片一つない夏の真昼の静けさは濁った川も清らかに見える。
 子供たちの夏、木野山様の祭礼、夏休み、ふれあいの夕べ、・・・・・・・。
 夜風がそよぐころ子供たちが港で花火を楽しむ、その明るい姿の中に明日への希望がわいてくる。
                                         早々
                                        平成22年8月
                                        米倉町内会ホームページ編集委員会




前略 春の訪れ
 春、梅の花が咲き終わるころ、入れ替わるようにサクランボの花が咲き始める。
 梅の花より遅く、桃の花よりも早く、真っ白いサクランボの花が満開だ。
 枝に綿をつけたように、可憐な白い花をたくさんつけている、桜とはまた違った風情がある。
 近くの保育園の子供たちが花を楽しむ。
 また、サクランボが赤い実をつけるころ、やってきて思い出を作る。
                                         早々
                                        平成22年3月
                                        米倉町内会ホームページ編集委員会




前略 新春に思う

 May the New Year bring you happiness

 政治・経済・環境と暗い話題が多い年明けとなった。。
 地球温暖化と共に、身近な生活環境に於いても笹ヶ瀬川の汚染を眼のあたりにする。
 上流から流れ来る廃物、児島湖に流れ、やがて瀬戸内海に沈む。
 未来を見つめ心悩ます。
 思い。寅のように強く、しなやかに、前向きに進んでゆこう。
                                          早々
                                        平成22年1月
                                        米倉町内会ホームページ編集委員会