『春の消防訓練』が岡山県立図書館で実施されました
春の火災予防運動は3月1日から同7日まで『あなたです 火のあるくらしの 見はり役』を全国統一標語として掲げ県内各地で各種の訓練啓発行事が行われます。
[ 岡山県立図書館(左) 指揮車デカール(右) ]
「春の火災予防運動」を前に25日午前,岡山市丸の内2丁目の岡山県立図書館で2004年9月に開館して以来初めての消防訓練が行われました。平成18年2月25日土曜日午前9時15分より同45分までの30分間,日の出から雲ひとつ無い晴天に恵まれ,午前9時の気温は4.8度,東風1〜3m(アメダス計測)。岡山市の旭川の相生橋西詰めに位置する「岡山県立図書館」と「岡山県庁」には早朝から緊張感が張り詰めていました。取材現場へ行くと現場指揮所が設置され機材点検や進行の打ち合わせであわただしい雰囲気です。西側駐車場入口付近で新聞記者の取材を受けていた内山下分団長の松浦様に挨拶をしまして,現場指揮所で忙しくされていた難波北消防署長にもお写真撮影の挨拶,航空隊の方にも挨拶をしまして取材をしました。
震度5クラスの地震で火災が発生したとの想定で,消防訓練は現場指揮所に立つ広報の担当員による現場状況のアナウンスから始まり,避難訓練は県立図書館職員が館外退出と安全場所へ退避。初期消火に対する消防車,はしご車,現着と消火作業,救急車現着。救援活動は航空隊所属ヘリコプター「ももたろう」(BK117)が上空へ到着,レスキュースタッフ1名の降下準備をした状態で半径40m程度の右旋回を繰り返し高度を下げ県立図書館屋上の北西部の発炎筒の煙が発生している被災地上空(屋上から9m程度の高さ)でホバリング停止行うと,すばやくレスキュースタッフがロープを使って降下,被災者を命綱で結びレスキュースタッフと共にホバリング停止をしているヘリコプター(BK117)へホイスト(油圧駆動のワイヤー巻取り装置)で吊り上げ救助。同時にはしご車による救助活動も実施,図書館の屋上へ避難したけが人をはしごで地上へ移動。ヘリコプター「ももたろう」による市街地上空の低空旋回訓練は岡山県庁の屋上ヘリポートへ着陸を実施。航空機による救援活動は訓練のクライマックスとなり無事終了しました。
[ ももたろうヘリによるクレーンレスキュー(左) 右旋回ももたろうヘリ(右) ]
[ 岡山県立図書館職員のみなさんが館外に避難(左) 同(右) ]
[ 消防車現場到着(左) 広報担当員による状況アナウンス(右) ]
[ はしご車オペレータ(左) はしご車で救助された被災者の様子(右) ]
[ 訓練実施会場の岡山県立図書館駐車場の様子 ]
訓練の終わりにあたってご参加の総員,消防局員40名,消防車6台,ヘリコプター1機,内山下分団,図書館職員自衛消防団30名が集合。岡山県立図書館館長の松井氏が一日北消防署長として制服制帽着用,現場指揮の難波北消防署長,共にお言葉を頂き,式典は進行し終了しました。
[ 訓練に参加されたみなさま 左から岡山県立図書館職員,内山下分団員,消防レスキュー隊員 ]
[ 岡山県立図書館館長松井氏の一日北消防署長に報告(左) 指揮される難波北消防署長(右) ]
[ 岡山県立図書館館長松井氏の一日北消防署長によるお言葉(左) 同(右) ]
関係者の方々(敬称略)
松井 一日北消防署長 (岡山県立図書館館長)
難波 北消防署長
松浦 岡山市消防団内山下分団分団長
消防局員及び県立図書館職員のみなさま
<資料>
岡山市消防団内山下分団 (岡山市役所のホームページ)
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