津倉古墳(発掘調査)の見学会       わいわい亭主催
        2015.03.15撮影
 津倉古墳の発掘調査(初めての発掘)が、岡山大学の考古学研究室の手によって始められました。
 昨年3月の第一次測量調査に続き、今回は発掘ということで「何が出てくるのか?」期待が膨らむと
 同時に、
津倉と言う土地に住む者としてロマンを感じざるを得ません。
 
 
早速、担当の教授に連絡をとり、津倉町の「見学説明会」を15日に開催していただきました。当日は、10時
 から「健康教室」が開催されており、終了と同時に古墳現場へ移動することになりましたが、古墳見学だ
 けに参加する小学生を含めると参加者40名超となり関心の高さが伺われたところです。


 現地では、岡山大学の光本教授が概要説明の後、皆さんを発掘現場へ案内して調査状況を説明して
 下さいました。今回の発掘場所は二ヶ所ですが、急斜面を大勢の学生さんが手際よく発掘している様子
 がよく見られました。周りには雑木の根がびっしりと広がり大変な作業であることを伺わせていました。
 
 当初に期待していた埴輪やモニュメントらしい飾りは今のところ見つかっていないようですが、周辺から
 居住者が使用する土器が数点見つかったことで、2,000年前から弥生人が住んでいたと思われる。
 問題は、石室の中に収められているであろう鏡、玉、鉄製の農具・武器等に期待が集まるところであるが
 これは次回の発掘調査を待たなければならない。

  (津倉古墳の特徴)
   ・前方後方墳 周辺の地表近くには、派手なものは見つかっていない。(3世紀の特徴)
   ・長さ39m  弥生時代の住民の物と見られる土器の欠片が数点発見されている。
   ・段 築   後方部 3段    前方部 2段

   (注)最大の古墳・・・仁徳天皇陵486m(エジプトのクフ王ピラミッド一辺230mより大きい) 


古墳下で概要説明を受ける

光本教授の解説

後方部正面の発掘現場


広報部側面(南)の発掘現場

頂上部には、誤って建てた石塔がある

1,700年前の築造当時に使われた平石が並ぶ

弥生時代の土器破片・・・2000年前の土器に感動

昨年の測量調査資料

雑木林の中にこんもりと雄姿を見せる津倉古墳

斜面の見学・・・転げ落ちないよう雑木をつかむ

1,700年前の段築の後を発掘

10人超の小学生が熱心に見学
岡山大学の測量調査(三次元映像)へリンク 津倉町ホームの過去記事

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