岡山県青年会館(ユースホステル)の歩みと閉鎖計画
長い間、津倉町町内会の集会場所として皆様に親しまれてきました「岡山県青年会館」が残念ながら、 平成
20年6月16日をもって閉鎖されることになりました。
当青年会館は昭和33年6月17日開館で、ちょうど満50年という節目の時にお別れすることになりましたが、
建物も直ぐに取り壊される計画のようで、私たちにとっては旧来の友を失うような本当に寂しい気持ちです。
ここで、青年会館の歩みについて、少しばかり触れさせていただき利用者の一人として、感謝の意を表したい
と思います。
設立の趣旨
青年会館は、終戦後における世相を省み、青少年が健全な思想と正しい愛国心を身に着け、次代を担う有為
な人物を育成する目的で設立された。 同町内の中田實の働きかけにより、県内の同憂の名士が集まり、明る
い社会を建設するための研修の場として、歩み出したのである。
経 過
本建物は、もともと現ノートルダム清心女子大の構内にあった建物のようである。昭和33年1月「青年修練道場
」の建設が決定し、基金の目途がつくや建設用地を購入。
そして、前記の構内建物を移築たものである。
その後、 研修利用者が多くなり増築を何度か繰り返している。
当時機能は,各種の講習会、研修会はもちろん、日曜講座、地域への協力奉仕、宿泊施設、岡山市図書館津倉分
館、さらに修養団岡山県連合会機能など多方面にわたり、公的な役割も担っていた。
しかし、高度経済の発展とともに次第に研修施設としての機能より、簡易宿泊施設としての機能が重 要しされ
ることとなり、
昭和39年より国内外者の利用ユースホステルとして活躍してきた。
懐かしい写真
設立当時の青年会館 地鎮祭・開館記念式典参加者
青年講座開講式の様子 青年会館での結婚式
岡山市図書館津倉分館 昭和42年当時のエントランス
この度、取り壊されることになった現在(平成20年2月)の青年会館