ひろちゃんの宝石箱 手芸編

 中学生の時、手芸クラブに所属して活動して以来、ずっと手芸には興味を持ち続けています手芸のことなら
 何でも気になり、広く浅く首を突っ込んでしまう。
 最近では、明治生まれの祖母が亡くなった時、形見でもらった着物のひとつで壁飾りを作った。この時、着物の
 布独特のぬくもり、正絹の風合いを感じて、何とも言えない感覚をもった。そうだこの布の良さを生かせる
 作品に挑戦してみよう・・・・・
「ビビッ」と新しい出会いを感じたという木村弘子さんの顔が微笑んだ。

      (木村さんは、近隣町内の人を対象にした手芸ボランティア教室「プチ手づくりの集い」を定期的に開催されて
       おり、手芸の好きな人にはお馴染の方ですが、「手芸に惹かれ、自分からやりたい」と思い始めた経緯を伺った)

 
私が幼いころ、母が毛糸や布で私の衣服類セーター、スカート、ブラウスなど全てが手づくりでした。母と一緒 
 に手伝いをしながら楽しく作ったことが脳裏に焼き付いていて、自然に手が伸び、人にも教えたくなるという。

                               
           木村弘子さん(2班11組)            寅の壁掛け
(モットーにしていること)
 以前は一つの作品を完成させるのに長時間(たとえば、1週間とか1カ月とか)必要なものもあり、未完成の
 まま仕上がらないことも多々あったので、現在は短時間で完成できる作品を中心に挑戦しています。

 
お友達、知人の方に手軽なプレゼントとして差し上げて、喜ばれる笑顔を見ると嬉しくなる。今後も手芸
 分野で家庭で使える「身近な作品づくり」に幅広く挑戦したい・・・・・
という木村さんの底なしパワーは全開だ。
  一番のお気に入り作品・・・・・掛け軸
金・銀糸の帯の切れを背景に、大島紬の端切れで作った切り絵(張り絵)の「鯉の滝登り
 木村邸の玄関を飾る

 お雛・・・赤帯に金の和紙、着物の端切れ
 
5月飾り・・・兜
木村さんが講師を務める「プチ手づくりの集い」で作った模範作品
 朝顔、七夕  お月見
変わり種作品
 人気の暖簾


  着物の古布を活用して作った暖簾

    ※変わった作品で印象に残っているもの
     昔の深緑の「かや」をキッチンハイターで
     部分的に色を抜いて作った暖簾(写真なし)       

*木村弘子さんに今後の活動方針を伺った

 日本古来のものが好きなので、今は着物の端切れを活用し、誰にも作れちょっとプレゼントしても
 喜ばれる小さな壁飾りや袋物、コースター、ティッシュ入れ、ブローチなどを作って楽しみたい。
 今後、気楽に小作品を地域の方とおしゃべりしながら作りたい。同じ町内でも日頃は余り話した
 ことがなかった人でも趣味を通して仲良くなれる。 町内の友好の輪が少しずつ広がって行ける
 と素晴らしいことだと思っています。
 また、機会があれば大人だけでなく手芸に興味のある子供たちにも教えてあげたい
自宅を開放して、ボランティア手芸教室で指導する木村さん