吉田昭子さんの個展 (日本画編)

 小学生の頃から絵が好きで、絵画教室にも通っていたという吉田昭子さん。だが、本格的に習うという
 ことはなく、ただ趣味として美術館に足を運びスケッチを繰り返す程度だったいう。

 
末娘が小学校に入学した頃、一緒に習字を習い始め、しばらく続ける・・・。しかし、墨の単色に満足できず
 色彩ある絵が描きたくなり水彩画を始める。そして1年余り経過した時、友人に誘われてより深い色彩美
 を追求する日本画に転向する。したがって、画歴は20数年に及ぶが、家庭事情で途中何度か休止期間を
 余儀なくされたいう。


 ご主人を亡くされて以降も、孫の世話をしながら日本画のグループ「萠の会(ほうの会)」で作品作りに
 取り組んできたという。 家には、幼い孫が4人居るので日中は絵の具を広げられずどうしても活動は
 夜に限られる。 1作品を仕上げるのに何ヶ月もかかるということだ。

 ご主人との想い出に浸り好きな素材を眺めて、無心で絵筆をとったり、グループの仲間とおしゃべり
 しながら過ごす時間が最高です・・・・・とおっしゃる吉田昭子さんの目が輝いた。

 一番のお気に入り  「赤い椿」 国民文化祭おかやま2010美術展入選       「天上の苑 県展入選作品

「赤い椿」・・・誕生寺の藪椿
ご主人とドライブした日にスケッチした想い出

「天上の苑(蓮)」・・・後楽園の蓮
ご主人が亡くなった後、供養のために描いた作品
 
吉田昭子さん
生花は、岡昭子(てるこ)先生がお祝いに生けてくださいました

  在 住    二班 8組 
  
 趣味の経歴  書道 水彩画 日本画

 座右の銘   継続は力なり

 活動方針   大それた目標はなくて、手足の動く
        限り、細々とでも描き続けたい

  
       
平成25年4月14日〜15日、津倉町集会所で個展が開催されました。(民生委員の高橋直美さんの企画) 

(左)「三宝柑」・・・和歌山のみかん
    (右)「さくらんぼ」・・・孫が持ち帰った二枝

「爛漫」・・・自宅庭の桜

「蕗のとう」・・・

 「萠の会(ほうの会)」
  現会員は、講師1名を含む11名で、月2回の教室が
  開かれる。
  
先生の方針で会員は少ない方が指導が行き渡る
  とのこと。

  美術館巡りや会でのおしゃべりも楽しいようです。
 
 お知らせ・・・「萠の会」展示会
   日時  平成25年6月11日〜16日
   場所  倉敷市立美術館


  
何か趣味に没頭しておられる方は、
   皆さんいつまでもお元気のようですね!