ラジオ塔の復元とNHK岡山放送局の取材

  6月4日の月例会で決定した「ラジオ塔の復元」に向けて会長指名のプロジェクトが準備を進めて来ました
  が7月18日にようやく完成しました。そして、20日から始まった子ども会の恒例行事「ラジオ体操」の
  放送は70数年振りに蘇った「ラジオ塔」からNHK放送が流れました。
  当日は、NHK岡山放送局がラジオ塔の復元と塔から聞こえる放送に合わせて体操をしている町民の姿を取
  材するために早朝からたこ公園に来所。事前案内もあって体操に参加された人は100人超。驚きの数です

  
  ラジオ塔の外観は、復元プロジェクトの苦労の甲斐が実り綺麗な窓が出来上がりました。色は公園の周囲に
  マッチする色彩ということでグリーン色に塗装。鳥や虫の侵入を防ぐため内側には網が張られました。
  また、窓の取り付け作業前には高圧洗浄機による外壁等の水洗いを行い苔や汚れ落しも行いました。
  今後の課題としては、放送設備の充実を町内会行事に合わせて検討していくことでしょう。
  取り敢えずは、「ラジオ塔の復元」に向けて尽力されたプロジェクトの皆様に感謝です。ご苦労様でした


  ※この度のNHKの取材は、7月29日放映されます。(18:10〜 もぎたて!)



花壇の高台から


高学年の模範演技
  
70数年振りに蘇ったラジオ塔からNHK放送が流れる

体操に参加した子供にスタンプ!

ラジオ塔からの放送に対するNHKの取材

体操終了後、塔の前で「ラジオ塔」の説明をする

子供達は、実際に手で触ってみる
ラジオ塔復元プロジェクトの記録
(次田会長、岡副会長、若佐文化部長、中田防犯部長、小槇総務部長、高橋電子情報部長)

まず、塔の窓、扉の寸法を測る・・・ミリ単位で記録

若佐文化部長の作製図面で作業開始

作業場は、雨天でも大丈夫(次田会長の車庫)
電動工具がズラリと揃う中で、若佐棟梁の指導で作業は進む

自前の電動ドリルで作業はお任せあれ?
窓の外枠を真剣に作成中

棟梁が自ら塔に上り、製作した窓の外枠を点検

70数年経過した塔の躯体は、かなり変形?
なかなか外枠が上手くはまらない

直ちに外枠を持ち帰り、修正作業を行う

この段階では、ミリ単位の勝負で作り直しも発生した

心配された汚れ落としは、高橋部長の自前高圧洗浄機でバッチリ!

当時のラジオ塔を知る人を探すNHK・・・森田さんは音を聞いた!

高圧洗浄も終わった後、いよいよ窓、扉の取付作業

塔を傷つけないように養生もバッチリで作業

この日、NHKも取り付け作業を取材に・・・

1枚目の扉取付は悪戦苦闘で約1時間・・・梯子の上で足が痛い

気温35度の炎天下、午後2時〜7時の作業はくたびれたあ〜
皆さんの差入れに助けられて、何とか終了。  お疲れ様!!


復元された「ラジオ塔」は、一幡公平氏の次の雑誌
「ラヂオ塔大百科」の中で、どのように表現されるのでしょう?
             
      以前のラジオ塔(左)         復元されたラジオ塔(右)         ラジオ塔の説明板
     平成28年7月17日、「ラヂオ塔大百科」の著者である一幡公平氏の講演が集会所でありました。その締めくくりの言葉が心に
   残りましたので紹介します!
    
「ラジオ塔は、文化の歴史遺産としても戦争の記憶としても貴重なもの。 人々がラジオの前の集い、共に過ごした歴史が
    詰まっている。
    このラジオ塔を残すためには、多くの人に知ってもらったりラジオ塔を活用することが大事だと思う。 ラジオ塔を活かした素敵な
    まちづくりを楽しみにしています。・・・・・」

                                          平成28年7月20日  電子情報部 取材