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コメント・・・・・妙林寺参道口に建つ題目石
          (建立年月日は判読不明だが、周辺遺跡から1780年日蓮の500年忌と推測)
                題 目 石 

岡山市内では、江戸時代に建てられた日蓮宗の「題目石」を所々で見ることができる。津倉町内でも
妙林寺参道口でこの珍しい遺跡にお目にかかれる。
題目石とは、日蓮宗の唱える「南無妙法蓮華経」の7文字を刻んだ唱題石のことだ。
備前地方に日蓮宗の信者が多く、広島県の安芸地方に浄土真宗の信者が多いことを俗に「備前法華
に安芸門徒」というが、この題目石が多いことでも、岡山県南で日蓮宗が盛んであったことが分かる。

         
      唱題石(南無妙法蓮華経)        大覚大僧正 碑           牛神 碑
岡山の地に初めて日蓮宗を広めたのは、大覚という僧であると伝えられている。この大覚は、1,358年
京が干ばつに見舞われた時、
大覚は天皇の命で「雨乞いの祈祷」を行い、見事に危機を救ったという。
この功績により大覚は「大僧正」に任じられ、
掛け軸等に大覚が雨乞い祈祷する姿が度々描かれるのは
このためであろう。
また、題目石のある所を「法界様」といい、今でも始終お花が供えられている。 
    
これらの題目石や石塔は、当時の村民の信仰生活の一端を偲ばせるものと言える。 
    
      1781年建立:伊福東町公会堂(斜め向かい       1645年〜1780年建立:万成公民館(敷地内)
津倉周辺の題目石
 @伊福東町公会堂(斜め向かい)
 A伊島コミュニティハウス(北100m)
 B万成公民館(敷地内)
 C別所(動物園近く)
                    *参考文献:京山物語に詳しく記載あり
                       

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