第53回 全国日蓮宗青年僧 中四国結集岡山大会

 6月3日、妙林寺において全国の日蓮宗の青年僧が集まり、「終戦70周年の戦没者慰霊法要」が行なわれ
 ました。僧侶300名一般100名を超える稀に見る大法要でした。
 今回の結集大会は、6月3日から4日にかけて、テーマごとに岡山市内の会場を変えて法要や会議を行なう
 という密度の高い内容だったようです。

 
第1会場となった妙林寺では「戦没者追善法要」が行なわれました。本年は戦後70年を迎える節目の年、平和
 の礎となられた精霊に対し、改めて冥福を祈り、宗教者として平和を願う法要となったようです。
 (日程)12:00〜 参道行脚   12:30〜 戦没者追善法要


 また、大会のテーマは
「備前法華〜大覚大僧正に学ぶ〜」でした。大覚大僧正は、困窮した京都の日蓮門下
 を備前の地から救済しました。その根底には「岡山の団結心」があった。一致団結して救済しようという精神
 は、今でも岡山の地に根付いている・・・・・と
大会実行委員長の小埜栄輝氏(妙林寺)が述べられています。

 
                                      電子情報部 取材
 
妙林寺の参道を300名の青年僧が行脚する・・・
 
全員が団扇太鼓を鳴らす


 「備前法華・・・大覚大僧正に学ぶ」・・・

 南北朝時代から京都日蓮教団の布教により、備前、
 備中、美作などに法華信仰が浸透した。

 特に室町時代中期ごろの備前地方では豪族の松田氏
 が日蓮宗を厚く外護し、領内の寺院を全て日蓮宗に改
 宗させた。
 こうした備前における日蓮宗の盛行を備前法華という。
      
        色とりどりの全国日蓮宗の旗が並ぶ
 
参道行脚の後、本堂前で読経

    先頭の僧は大団扇太鼓で指揮をとる・・・

 
             戦没者の慰霊法要に望む


大会実行委員長の入場
西日本に「御題目」が広まる礎となった「備前法華」の
影響は、津倉町でも見られる。(参道口に存在)

小埜住職の挨拶

導師を囲む300名の青年僧

日蓮上人像を前に・・・

300人の僧侶による読経・・・

こんな迫力ある声量の読経は初めて・・・

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