ふれあい福祉講座      竜之口婦人会

高齢化が進む今、老化に伴う体や脳の機能低下は病気ではないといわれていますが生活環境の思わぬ変化に本人も家族も身近な人も戸惑っています。私たちは、心身共に弱った方にそーっと手を差し伸べられるなにげない近所仲間でいたいと思います。不明なことが多いので、少しづつ学習して共に生きる力をつけていきましょう。

講座Ⅰ 物忘れや認知症を学び地域で支えよう
5月15日[木)
10:00~12:00
場所 コミュニティーハウ   ス会議室
参加者:婦人会員30名
    他有志と役員
講師 地域包括支援センター

目的 認知症のことを正しく理解して偏見を持たず、本人やそ   の家族を温かく見守ること。実際に物忘れや認知症にな   った人が困っている場面に出会ったら、自分に出来る範   囲の支援は何なのか知っておこう。
受講中   コミュニティーハウスにて
認知症を学び、地域でささえよう    包括支援センター 忠田
      ~~~認知症サポーター養成講座の抜粋~~~
岡山市70万人の23.7%が高齢者(65歳以上)で10人に一人が認知症と言われている、全国では800万人。認知症は85歳以上で5人に一人女性が多い。高齢者が高齢者を介護する老老介護 認知症が認知症を介護する認認介護という。一人暮らしの世帯が増えて支える側が減少しているので、これからは地域で支えていくのが重要です。

① 認知症を理解する
 歳をとったら記憶力は低下するが単なる物忘れは認知症ではない。 認知症の物忘れは記憶が抜け落ちている、進行すると日常生活に支障が出てくる。認知症とアルツハイマー症の違いは、脳の細胞の働きが悪くなった状態で記憶の障害 場所 時間 家の人 近所の人 順番が理解できない スピードが遅くなる 二つ以上のことができない 目に見えない機械の仕組みが分からない 筋道だった考えができない 調理の手順や冷蔵庫の食材がわからなくなる。 行動症状は 徘徊 幻覚 周りの対応が違うとわからなくなる 大声を出したり 怒りになるが、適切な対応をすると落ち着いてくる

治療は早期発見 早期治療
  治すことができる脳腫瘍の方もある。 生活習慣からの認知症もある。完全に治る薬はない   が 進行を遅らす薬はある 治療で緩やかに進む早期発見の目安は 物忘れ 理解力が遅れる 人柄が変わ る 不安感が強い 意欲がなくなる 様子が今までと違うと早  めに 病院へ、相談ネットで県のHPでも紹介している。

       例 しっかり者のはつ子さんの場合
 娘に財布がなくなったと℡する。話の途中で 財布のことなど忘れて他の話になる。心配して訪ねてくる娘、 同じことを何度も言う 曜日がわからない

       初子さんの気持ち
 覚えれないので 不安感 怒り つらい気持ちがある。認知症の人の感情は最後まで残っている 不安な気持ちを理解してあげることが大切、負の感情が残って問題行動が強まっていく

③ どのような対応
 否定的 早口 強い口調 同時にたくさんのことは理解できないと心得ておくこと 驚かせない とっさの対応ができない 考えることがゆっくりしているが 自尊心は残っている。

④ 家
のひとの対応  家族の変わり方への戸惑い 混乱 割り切れない気持ちになる。気持ちの整理ができると受容につながる

介護する人のつらいとき 意思疎通の時 睡眠不足 孤立感失望感 協力者がいない 経済的不安 介護者の心のゆとりがなくなると 介護虐待などが起こる。
 余裕のある介護のために 家族が認知症になったら 抱え込まないこと、福祉のサービスなど利用 近所の人の手助けがあれば求める。日頃の付き合い信頼感が大切です。自助 共助 公助 互助が大切になる
認知症をオープンにすることで まわり方の理解が得られる 周りの方の助けは素直に受けていきましょう

⑤ 予防
  認知症にならない特効薬はありませんが生活習慣病の予防は欠かせません。生活習慣病予防 動脈硬化予防

 「まごはやさしい」を食べる習慣  
趣味・人ともつながり、二日おくれの日記をつけるてレシート見ないで思い出す訓練
二つ以上のことができる 同時進行 意識して能を使う
のーとれしよう 


講座2 介護する人される人のための栄養・食生活の基礎知識と調理実習
5月29日[木)
9:00~14:00
場所 コミュニティーハウ   ス調理室
参加者:婦人会員、講師
   栄養役員(20名)
講師 中区保健センター栄養士

目的 高齢者・介護を要する方への優しい食を、また介護を担   っている方に負担の少ない献立・調理を考える。祖父母   が喜んでいた、子や孫に伝えていきたい食材料や調理法   について学ぶ


ふれあい福祉講座

~やさしいおかずとなつかしいおやつ~

              

26年5月29日(木)
竜之口コミュニティーハウス 

 

口どけのよいおかずパン(作りやすい量)

食 品 名

数 量

下 準 備

作 り 方

ホットケーキミックス

牛乳

ロースハム

たまねぎ

マヨネーズ

ケチャップ

100g

80g

少々

1

2

1/4個

適宜

適宜

 A

 

 

2cm角に切る

うすぎり

1 ボールにAを入れて混ぜ、ハム、たまねぎを加える。

2 アルミカップに分け入れ、ケチャップ、マヨネーズをのせてオーブントースターで1015分焼く。

 

そうめんでつくるあえもの(4人分)

食 品 名

数 量

下 準 備

作 り 方

そうめん

(冷)ほうれんそう

ポン酢

マヨネーズ

100g

50g

大さじ2

大さじ1

ゆでる

解凍する

 


 まぜておく

1    そうめん、ほうれんそうの水気をきり、調味料とあえる。

 

ワンタン風スープ(4人分)

食 品 名

数 量

下 準 備

作 り 方

ぎょうざの皮

わかめスープのもと

熱湯

2

4食分

 

ちぎる

 

 

1    器にぎょうざの皮、わかめスープのもとを入れ、熱湯を加える。

横巻き: なつかしいおやつ

角丸四角形: 【はったい粉】
①	おわんに、はったい粉と砂糖をいれる。
②	熱湯を少しずつ加えながら、混ぜる。

※はったい粉・・「麦こがし」ともいう。麦を炒って粉にしたもの。
角丸四角形: 【おはぎ】
①	米ともち米を1:2の割合で混ぜて炊く。(水加減は控えめに)
②	炊き上がったら熱いうちにすりこ木でつぶす。(ごはん粒が残る程度に)
③	食べやすい大きさにまるめ、あんこ、きなこをそれぞれにまぶす。


栄養士の指導を受け、発想を変えて調理を見直し、新しいレパートリーが増えました

おはぎも短時間でつくれました。 OKAYAMA!市民体操練習


勉強も運動も友人もできた。おいしく戴けましたね。




講座3 高齢になって体力の衰えってどんなことなんだろう?
(高齢・障害のある方の気持ちになって疑似体験ひてみる
6月12日[木)
10:00~12:00
場所 コミュニティーハウス会議室
参加者:婦人会員、講師
   (34名)
講師

 

目的 
中区保健センター保健士

事故や病気になって身体的な不自由を余儀なくされるかもしれません。長年住み慣れた家庭や地域で安心して暮らせるよう、何にお困りなのか知りましょう



目や耳の不自由、手や足の麻痺、膝・腰の痛み体験してみました。
モデルは若い男性ですが、重りをつけると、前かがみになってゆっくりした動きです。


半身まひで杖を頼りに歩いてみます。


いろいろな経験を 介添えの練習もできました。


車椅子乗る心得 押す心使い 練習しておきましょう
車椅子は乗る人にも 押す人にもなる日があるでしょう


車椅子に乗るのは難しいですね 押す人は、声掛けを忘れずにね


配布されました資料を参考に多くの知識と気づきをいただきました。



講座4 旭川児童院へのボランティア奉仕と資料館見学
7月16日(水)
9:00~12:00

場所 :コミュニティーハ    ウス集合・解散
参加者:16名
   
行先 社会福祉法人旭川荘と旭川荘資料館

目的 当婦人会が長年にわたって継続してきた奉仕活動です。
   途絶えることなく続けなくてはとおもっています。
   婦人会役員さんは任期の間に一度は経験していただきた   い。


社会福祉法人旭川荘訪問しました。 26年7月16日(水)

「敬天愛人」「利用者1人ひとりの生命と生活を大切にしよう」
年間延べ2万人に及ぶボランティアは全国的にも類を見ない旭川荘の特徴になっているのは底流に「地域の愛」が流れていることです。
(旭川荘資料館中第2代理事長江草安彦氏の挨拶文より抜粋しています


私たちの作業の様子の1部を見ていただきましょう




26年度竜之口学区婦人会役員と会長(平松知子)