第5回 人物 探訪 |
大神神社 竜之口八幡宮 宮司 有森 猛氏 |
大神神社(おおがじんじゃ) 岡山市四御神381 |
有森 猛 宮司 |
竜之口八幡宮 岡山市祇園段原996 |
有森宮司に伺いました | |
今の大神神社は、昔の面影はなく子ども時分とは全く違ってしまった。昔は大きな松の木が何本も何本もあり、かくれんぼうをしていた。田んぼの中に大鳥居があり、お宮から大鳥居まで馬場道といって、大きな松の並木があった。大神神社から山陽本線まで、家は一軒もなかった。土田は頭嵩山のふもとに家が点在していて、田んぼばかりでなにもないようなところでした。、 |
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大神神社は、平安時代のはじめに全国の神社のことを書いた延喜式神名帳に大神神社四座という名前で載っているから、千年前からあった。由緒ある奈良の大神(おおみわ)神社のご神霊を分祀したといわれている。ご祭神も同じ。 |
竜之口八幡宮は険しい山の山頂にあり、私が子どもの頃の参道は、腰まで露に濡れるほどの道だった。 江戸時代、池田の殿様が岡山城築城のとき、城から見て丑寅の方向の鬼門にあたるので、岡山城の守護神として八幡宮を再興新築され、社地をくださった。竜之口八幡宮は勝負の神様として崇敬され、戦争中は戦争に行く人がお参りになり、戦後になると合格祈願のお参りをする人が多くなったが、今は、交通安全、家内安全の神様としても知られるようになった |
有森宮司 | 有森 猛氏 |
有森 猛氏 経歴 | ||
〇大正12年有森家の長男として生まれる 〇大神神社宮司 竜之口八幡宮宮司 〇42歳の時から両宮の宮司職を継ぐ (昭和41年父72歳で死去のため) 〇大神神社 14代神主 |
大神神社は幕末頃には氏子は240戸しかなかった。その頃の氏子は苦しい生活のなかで、あの神社の建物を建てている。当時としては立派なものです。氏子の人たちがお宮を大事にしてくれているから、ありがたい。ご先祖が大事に守ってこられたものだから、これからも守っていきたいものです。と静かに力強くおっしゃいました。お宮の歴史や神様のことお話していただき有森宮司のご健康をご祈念してお宅を辞しました。 | |
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