熊 野 三 山

神社 祭神 所在地
熊野本宮大社 家津御子神 和歌山県田辺市本宮町1110 拝殿奥に14社の社殿
熊野速玉大社 御子速玉神 和歌山県新宮市新宮1番地
熊野那智大社 熊野夫須美神 和歌山県東牟呂郡
 那智勝浦町那智山1
第1殿大己貴命
第2殿家津御子神
第3殿熊野速玉神
第4殿熊野夫須美神
第5殿天照大神
熊野本宮大社 熊野本宮 鳥居
熊野新宮大社 熊野新宮大社 随神門
熊野那智大社 本州最南端の駅 串本駅
熊野三山とは、上記の祭神を祭る那智、速玉、本宮の三大社をいう。この三者を3所権現ともいわれるのは仏が神に化身して現れるという場所の代表であるためとか。さらに、末社99王子中、若王子以下の9社を加えて12所権現ともいわれる。しかし、もとは、那智滝、ゴトビキ岩、やた烏が信仰の対象であったとのこと。平安時代の密教が盛んな頃、吉野・大峰とならんで修験道の聖地となり、僧侶の手で組織化され、仏教色を濃くした。貴族から平民に至るまでここを訪れる人が続き、蟻の熊野詣での言葉も生まれた。この3山への参詣の古道も含めて昨年(2004)世界遺産に登録された。