平成24年度  第12回竜之口サイエンスラボ
知っている?  ろうそくの秘密
平成24年12月26日  竜之口小学校
指導  片岡

目標:  燃焼のメカニズムを知ろう  
1.  観察 「炎はどの部分が一番熱い?」
    準備するもの: ろうそく、ローソク立て、チャッカマン

2. 実験  「炎の場所によって熱さがどう違うか調べよう」
        水にくぐらせた割箸を炎のいろんな場所に入れ、どこが焦げるかためしてみよう。
   準備するもの:  割り箸
 割り箸を使った実験で炎の中心より外側が温度高く、また頂上のほうが下部より温度が高いらしいこことが分かった。
 高学年のクラスでは計器(白金・白金ロジューム熱電対高温計)を使って確かめました。
(写真(5))  (6)に書いてある傾向は確かめられましたが、熱量不足で絶縁用の保護菅まで十分に温度が上がらず、頂上を除いて100度ほど低い温度でした。(250°C,300°C,500°C)
注:  このくらいの温度であればアルメル・クロメル熱電対で十分計測できます。

3. 観察 「ろうそくは燃えたらどうなる?」
   (ア)    ロウが燃えたら・・「液体になる → 固体に戻る」
       なのにだんだん短くなっていくのはなぜ?
   (イ)    芯がなくても燃えるかな?
       スプーンの上にロウを乗せて火にかける → スプーンに火がつくかを確認する。
       (これはエキシビジョンなので班ではやらない。)
       準備するもの:  スプーン、ロウ、チャッカマン

4. 燃焼の3要素 
   (ア)  燃焼に必要なものを考えてみよう
   (イ)  実験
       @  酸素: ビーカーをかぶせるとどうなるか?
       A  熱:  金網でさえぎるとどうなるか?
       B  燃えるもの:  ???  ロウ、木、石油、LNG etc.
   (ウ)  説明    高学年では燃える機体について
   準備するもの:  ビーカー、金網、ガラス板
ビーカーをかぶせて約45秒くらいでろうそくは消えた
金網で熱が奪われ、金網より上の炎は消える 厚いガラスでも熱くならない間は炎はない
一部だけ熱くなると歪でガラスは割れる。

5. ろうそくを作ろう
    蜜蝋でろうそくを作成。色はつけない
    準備するもの:  蜜蝋、タコ糸、割り箸、カップ、はさみ、なべ、ガスコンロ

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6. エキシビジョン 「ろうそくのシーソー」
    準備するもの: ろうそく、竹ヒゴ、新聞紙、台(ビーカー 1l?)
溶けた蝋が落ちて重さが変わりシーソーが実現する。