平成24年 第6回竜之口サイエンスラボ
音の秘密、音の性質を調べよう
〜 牛乳パックでギターが作れるか 〜
平成24年7月30日  竜之口小学校
指導 和田 
 低学年では、1) 音の性質を体感させる。 2) 簡単な楽器を作って楽しむ。
低学年は、人数が多すぎたので、1,2年生と3年生に分け、平松が片方のクラスを担当した。
 高学年は、 音の性質をいろいろ体感し、 2) 音が伝わるには時間がかかっているらしいので、音速の測定をしました。6年生が実測し、4,5年生は50メートルごとに立っている測定者が
旗で合図するのを校舎の3階から見て音の伝播を実感した。3) 風船電話で音の伝達を楽しんだ。
    教室風景
低学年
音の性質
1) 音さを叩いて音を出す。音さが震えていることを体感する。
2) 音さを共鳴箱に取り付けるか、黒板に当てると音が大きくなる。
3) 共鳴箱があるかないかで音の大きさが異なることを実感させる。
4) 音さに紙はさみなどつけて叩くと音の高さが変わることも体感する。
5) ゴムをひっぱておき、はじくと音が出る。張り方や長さを変えると音の高さが変わることを体感する。
6) このことから共鳴箱にゴムを張ると楽器ができるのではと想像させる。
教室風景 教室風景
教室風景 教室風景
工作
1) 牛乳パックの口(くち)を内側に折込み、端をセロテープで止める。
2) フレットの位置を示す紙(ドレミの紙)を牛乳パックに両面テープで貼り付ける。
3) サドル(5mm角の木材)を所定のところに両面テープで貼り付ける。
4) 爪楊枝をフレットの位置にセロテープで貼り付ける。
5) ゴム輪をかけて、ギターを完成させる。  {演奏}簡単な曲を全員で合奏する。
牛乳パック楽器の製作1 牛乳パック楽器の製作2
牛乳パック楽器の製作3 牛乳パック楽器の製作4

高学年
音の性質
1) 音さを叩いて鳴らし音と振動が関係があることを知る。、共鳴箱に取り付けるか、何か共鳴するものと共振さすと音は大きくなる。
2) 共鳴箱をつけた音さを鳴らし、同じ振動数の音さの共鳴箱を近づける共鳴して鳴り出す。先に鳴らした音さを止めるともう一方が鳴っていることが確認できる。(共振するもの同志はエネルギーのやり取りもする)
3) 鳴らした音さを回転さすと音の聞こえないとき(ある特定の方向のとき)がある。
4) クリップをつけた音さとつけない音さを同時に鳴らすと”うなり”を観測できる。
5) 雷などは光るのと、音が聞こえるときとは間隔があくことが多い。
6) 音速の測定をする。(写真の説明やその他の記述を参照)
7) 大きな風船に口を近づけて話し、何人かが耳を風船につけて聞くと話を聞くことができる。風船をつないでどこまで聞こえるか。
教室風景
音速測定
1) 校庭の南の農道に50mおきにコーンを置き、手旗係の児童がコーンのそばに手旗を持って西向きに立つ。
2) 計時係りの児童(5人)は、ストップウオッチをリセットして待つ。
3) 一番遠くに居る児童の合図で、手旗係は手旗を上に上げる。
4) 全員の手旗が上がったのを確かめた後、ピストル係が運動競技用のピストルを撃つ。
5) 手旗係の児童は、音が聞こえたら、手旗を降ろす。
6) 計時係はピストルのところの旗が降りたのを見て、「スタートボタン」を押し、一番遠くの旗が降りたのを見て、「ストップボタン」を押す。
7) 記録係は時間を記録する。実験は2〜3回繰り返す。教室に帰って音の速さを計算する。
音速測定 他
音速測定実験の測定者の配置 旗の振り方の練習
50m毎にあたを振る係りを配置、
音を聞いて旗が順次降ろされるのを、
4,5年生が校舎の3階から観測。
計時係りも両方の旗が見やすいように、
測定道路の中央に移動
測定風景 黒板のデータの他に1.09もあり、平均は1.084
音速の測定は暑くて多く出来なかったが、スタート地点も旗を振るようにして動作の時間差を少なくする努力をした。、測定間隔250メートルでしたが、届く時間が1秒くらいで音速340メートルに近い値が得られたことは一発勝負実験では上出来かな。
       
高学年の組も、音さに共鳴箱をつけると音が大きくなることや、共振で隣の音さが鳴り出すことや、うなりの実験もした。
振動エネルギーの移動 唸りの実験

風船電話 風船電話