平成23年度 第3回 竜之口サイエンスラボ |
塩の結晶を作ろう |
平成23年7月28日 竜之口小学校 |
指導 赤木、中村、平松 |
参加者が多く低学年は実験1,2,3と教室を回りました。高学年午後から別クラス。 |
講師のお話を聞く児童 |
実験の流れ |
実験1. 見た目には分からない、食塩水と普通の水の入ったビーカーを用意する。 実験1-a ビーカー A と B を比べさす。 色、匂い等見た見た目は変らない。 それでは ニンジンを切って魚の形にして、入れてみる。 結果 : 沈むのと途中に浮くのと分かれる。 ニンジンが浮いたビーカーの中身は水だけではないらしい。 (塩水でも砂糖水でもよいがテーマが塩なので塩水である。) 実験1-b いろんな塩を味わってもらう。 ビーカーに水を入れ、ニンジンを入れる。 沈む。 塩を少しづついれてかき混ぜて溶かし、ニンジンを浮かしてみる。 塩を入れても体積は増えないので、塩水は重くなっている。 (比重が大きくなる。 低学年比重など理解してくれるかな。 ニンジンは泳いでくれました。) |
野菜は沈んでいる。 いろんんな塩が並んでいる。 |
ニンジンが浮いている |
実験2. 明礬の結晶を作ろう。(明礬=硫酸・アルミニューム・カリュームなどの総称) |
(明礬は温度による溶解度が大きく変わるので高温でたくさん溶かし、 低温にすると、結晶を析出する) |
1. モールを星の形やハート形に工作する。 2. 明礬をお湯に溶かす。お湯100gに20gくらい溶けます。 溶け残りがあると思いますので上澄みをプラスチップのコップにうつす。 3. モールに名前を張り紐をつけ、液の中につるす。 4. モールに結晶が析出してくる。(1日くらい待つとよい。) |
明礬を使う実験の説明 |
モールに析出した明礬結晶 |
実験3. 食塩の結晶を作ろう 食料としての塩の必要性 塩の生産方法 昔 塩田 入浜式塩田 、 流下枝条架式塩田 (ともに濃くした塩水を煮詰める) 現在 イオン交換樹脂膜による工場生産(電力使用) 外国 岩塩を掘り出し、精成して使用 が多い。 実験a 1. 200 ml の飽和食塩水を作る。 100 ml の飽和食塩水を2つつくり (6人グループなので)別のプラスチックカップに入れる。 2. タコ糸を 10cm 位の長さに切り、割り箸(コップの上に渡す棒)に くくり付ける。タコ糸を食塩水に入れて塩の析出を待つ。 高学年用 実験b 1. もう一つ、 100ml の飽和食塩水を作り、氷水に入れて急冷してみる。 うまく行けば光を当てるときらきら光る微結晶が出来る。 暗くした部屋でLED灯など懐中電灯で照らしてみる。 (飽和食塩水が上手に作れた班は成功) |
○ 結果は割合短い期間で、長方形の大きな結晶が析出した。上出来である。冷やした食塩水も微結晶ができ、電池の光を当てると微結晶がきらきららと光って見えた。 |
製塩の今昔の話 | ビデオ:塩の析出で作ったドレス |
飽和食塩水つくり | 結晶析出を待つ |
析出した塩の結晶 |
析出した塩の結晶 | 急冷して微結晶が出来る。 | 左の写真を拡大。光束の中に光る点がいくつか見える。 |