【賞田Hotトピックス】 NO.78    戻る

スズメバチに注意!!

 【平成15年10月1日(水)】

岡山地区環境衛生協議会からスズメバチについての注意事項が配布されましたのでお知らせします。

【スズメバチの基礎知識】

秋はスズメバチの季節です!

近年、夏から秋にかけてハチに刺される被害がよく聞かれます。特にスズメバチは秋に巣がもっとも大きくなり、危険になります。そして、場合によっては命にかかわることにもなりかねません。そんなスズメバチについて以下に示しましたので、刺されないように、被害が拡大しないように役立ててください。

コガタスズメバチ…体長22-27mm
・巣は庭木の枝によく見られる初期の巣は逆さまにしたトックリ状
・大きくなるとサッカーボールくらい
・攻撃性はさほど強くない
・食性が広い都市適応型
キイロスズメバチ…体長18-24mm巣は天井裏や軒下によく見られる
・大きくなると巣の引越しがある
・日本では最大規模の巣を造る攻撃性は強い
・食性が広い都市適応型
オオスズメバチ…体長27-38mm
・普通土中に営巣
・攻撃性が極めて強い
・ハイキングなどで被害を受けるものの多くは本種



※3種とも雌(女王バチ)は記述した体長より一回り大きい。

スズメバチは一年性のハチです。越冬した女王バチは初夏までに巣づくりし、働きバチを膏てます。8月頃から巣は急速に大きくなり、人目につくようになります。晩夏から秋にかけては餌が不足し、攻撃的になります。秋に交尾が済んだ後、新しい女王バチは巣立って朽木の中などで越冬します。11月中頃以降になると、雄や働きバチは寒さのためすべて死亡し、冬には巣の中は空になります。

刺されやすいところは
……頭と手足がよく刺されます

これはスズメバチが反応しやすい色と動きに関係していると思われます。スズメバチ
は黒色と早い動き(特に左右の動き)には敏感に反応します。
【注】スズメバチはミツバチのように一回刺したら、死ぬということはありません。

刺されたら…水で冷やすなどし、速やかに医師の治療を受けてください

特に次のような全身症状の出る方、以前に出た方は至急に医者に行ってください。ハ
チに刺されても免疫はできません。刺されるたびに症状は重くなります。


軽い症状  ジンマシン、全身かゆみ、だるい、なんと昼く苦しい等
中程度の症状  のどや胸が詰まった感じ、口が渇きしびれた感じ、吐き気やめまい等
重い症状  呼吸が苦しい、つばが飲み込め砥い、意識が明瞭でなくなる等
大変重い症状  けいれん、失禁、意識不明、血圧低下等 

被害に遭わないためには……基本的にはハチの巣を見つけたり、ハチがよく出入りしているところを見つけたら、専門業者に駆除を依頼してください。

@巣に気づいたら側に寄らない
A巣を刺激したり振動を与えない
B巣の近くでは身体を急激に動かさない(近くを通る時は低い姿勢でゆっくりと)
C黒色の着衣は襲われやすい
Dハチが餌を採っているところに近づかない
D野外では飲んでいるジュースに集まることもある
F車や家に入ってきても慌てない(知らん顔してやり過ごす)
G死んだハチに触れない(死後1日くらいなら刺されることもある)
H巣や出入り口を見つけたら、近くに注意を促す看板などを出す
I巣の除去は専門家に依頼する


執筆および間い合せ先……「無料害虫相談窓口」実施中です!

岡山県ペストコントロール協会
(岡山市延友454,電話:086-293・5990)

岡山地区環境衛生協議会

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