【賞田Hotトピックス】 NO.70     戻る

アカネズミを撮影しました 

【平成15年9月7日(日)PM2時頃】 関連リンク アカネズミとヒメネズミ論議 夜の森の賑わい(てっちゃんのホームページ)

今日、龍ノ口山に登っていたら、アカネズミに出会いラッキーなことに撮影をしました。
アカネズミは、本州に生息しているのはホンドアカネズミといいます。ホンドアカネズミは、体長8〜14cmぐらいの小さなネズミで、ネズミ科(Muridae)、ネズミ亜科(Murinae)、アカネズミ属(Apedemus)の中に属します。この中にはホンドアカネズミのほか、サドアカネズミ、ツシマアカネズミ、オオシマアカネズミ、ミヤケアカネズミなどがいます。

ホンドアカネズミは、本州、四国、九州のほとんどの山に生息しています。しかし、なぜホンドアカネズミ(以下アカネズミという)の昼間の撮影が珍しいかといいますと、アカネズミは夜行性で、森や林の土の中に通路を掘って、どんぐりや木の実を常食にしております。また、ミミズなども食べるといわれ、本州のあらゆる里山に生息しておりますが、昼間、人にみられることは、まれだからです。
したがってアカネズミを知らない人は沢山います。

実は私も5年ほど前にアカネズミが山に住んでいることを初めて知りました。それは、岡山市教育委員会が主催している「自然体験リーダー養成講座」というのを受講して、その中に「アカネズミの観察」というカリキュラムがあり、講師の川原さんの指導で初めて観察をしました。

深夜の2時頃まで何時間も待機して、やっとアカネズミが現れたときは、大きな興奮と感動を感じました。それ以来アカネズミにまたぜひ出会いたいと思っていました。
それが今日、出会いました。

グリーンシャワー公園の駐車場から南山頂方面に向かっていたところ標高140mのところで、私が歩いている登山道の前を小さな動物が横切りました。最初は昆虫かと思いましたが、まぎれもなくアカネズミでした。
今日は大変暑かったので、夜行性のアカネズミも暑くて眠れなかったのでしょうか、それともヘビにでも襲われたのでしょうかフラフラと出てきた感じです。
すぐにデジカメを出して、夢中でシャッターを切りました。
そのアカネズミの写真です。ご覧になってください。
本当に可愛いネズミです。4枚ほどシャッターを切ったらすぐにいなくなりました。         (深川弘行)

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