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龍ノ口グリーンシャワー公園を愛する会例会 【平成16年12月5日(日)】  

グリーンシャワー公園の台風被害

昨日の雨もすっかり上がり、晴れ上がった中、龍ノ口グリーンシャワー公園を愛する会の定例会が開催されました。会員は72名出席しました。今年は台風で大きな被害が出て、まだ一部登山道には、倒木などが倒れて通行できない場所もあります。来賓からは、その被害状況や今後の修復計画などについてのお話がありました。
また、龍ノ口山の登山では、更に倒木が発生したり、倒木の跳ね返りなどがあるので、十分注意してください。

岡山県林政課 おかやま森づくり班 技師 高橋 謙冶氏 (挨拶要旨)
風倒木の撤去は危険作業。知識と経験が必要・・・
今年は台風で、森林も大きな被害を受けた。21号23号で最も大きな被害を受けたが、県北を中心に想定外の風が吹き、予想以上に大きい被害に驚いている。復旧をボランティアという方法もあるが、風倒木の除去などは、専門的な知識と経験を必要とするので、プロに任さないと非常に危険である。そして専門業者も、被害が広範囲で発生しているのと、高齢化もあり人手不足になっている。今後順次復旧をしていくので、今しばらくの時間が必要なのでよろしくお願いしたい。
岡山森林管理署 岡山森林事務所 主席森林官 西尾 勝蔵氏 (挨拶要旨)
動植物のためにも、倒木の撤去を・・・
今年は多くの台風が次から次にやってきて、そのたびに木が揺れ、多くの木が倒れた。こんな経験は100年間で初めてだと言われている。100年以上の古い木のほか、背の低い1m程度の木も倒れている。こんなことは、かってなかったことである。倒れ方も風の通り道になっている場所が集中的に倒れている。倒れ掛かった木も危ないが倒れている木も、切断により、跳ね返りがあり、大きな事故になるので、注意してほしい。また、倒れた木は、繊維が損傷されており、木材としての利用価値は低くパルプにして使用する以外には、殆ど使えない。倒木は、生態系にも影響があり、山から搬出したいと思っている。
岡山県森林組合連合会 業務部業務課 課長補佐 影山 光司氏 (挨拶要旨)
山がすぐ元に返らなくても復旧の努力を・・・
台風21号23号で県下で5500ヘクタールがの森林被害がでた。龍ノ口グリーンシャワー公園では、800本以上の木が倒壊した。この復旧は、ボランティアでは大変危険であり、プロに任せてほしい。プロといっても高齢化で人不足と、広範囲に被害がでているので、稼動の問題もあるが、今年から取り掛かりたい。倒木を山から搬出することになろうが、山が元にはすぐに返らなくても、できるだけの復旧の努力をしたい。
龍ノ口グリーンシャワー公園を愛する会の皆さん 整理されたユーカリの木↓
杉が殆ど倒れているこんな場所がいくつもある(2004.12.5撮影)
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