| 4月3日、龍の口山に春を探しに出かけました。後楽園の桜が満開の日、山ではヤマザクラが満開を迎えていました。ヤマザクラは、赤みを帯びた葉と花が同時に開くのが特徴ですが、自然のサクラはそれぞれに微妙に色合いが違い、植樹されたソメイヨシノとはまた違う、格別の趣があります。花の咲く時期も一本一本異なり、すでに葉桜になっている木があれば、まだ蕾の状態のものもありました。4月10日頃までが見ごろでしょうか。これからは花の色が淡いカスミザクラが主体となります。(写真下左はヤマザクラ、写真下右はヤマザクラの蜜を吸うメジロ） |
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| サクラと同時に、コバノミツバツツジも開花し、濃いピンク色の花が森の中に彩りを与えています。ちょうど今が満開の時期で、4月中旬以降は薄いピンク色のモチツツジの花も見られるようになります。 |
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| 地上に目をやれば、可愛いスミレの花も見られます。日当たりがよく藪の茂っていない道沿いを注意してみましょう。園芸種に比べて小ぶりですが、紫色の清楚な花を見つけることができます。写真はタチツボスミレ【写真下左】とニオイタチツボスミレ【写真下右」】です。前者は賞田登山道、後者は湯迫登山道に比較的多いようです。後者は名前のとおり花がほんのりと良い香りがします。そのほか、龍の口山にはナガバノタチツボスミレ、ヒメスミレ、シハイスミレ、ニョイスミレなどが見られます。たまには植物図鑑を片手にハイキングも楽しいですよ。でも野草は摘まずにそっとしておいてくださいね。 |
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