見守り新鮮情報 第41号 (2008.9.4)   新鮮情報トップ  ホーム

【認知症の父が高額な布団などを次々と買わされた】

◇発行:(独)国民生活センター 企画・編集:(社)全国消費生活相談員協会◇

 全国の消費生活センターには、判断力が不十分な高齢者にかかる相談が相次
いで寄せられています。
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       認知症の父が高額な布団などを次々と買わされた
              ・平成17年11月から
              ・関東地方で
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 一人暮らしの父が公共料金を払えなくなったという。驚いて行ってみると、
通帳の残高がなくなっていた。70代で認知症の父が、約3年間に訪問販売で
布団などを次々に買わされ、合計約350万円にもなっていた。セールスマンが
次々変わり、父は「訪問しないで」と言ったが、聞き入れられずに何度も訪
ねてきたという。また、この業者以外にもたくさんの契約があった。

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<ひとこと助言>
☆本人の判断力が不足していることに乗じて、次々に勧誘して契約させる手口
 です。特に一人暮らしや日中一人で留守番している場合、周りが気づかない
 うちにセールスマンが訪れ、大きな被害になってしまう危険性があります。
☆被害を未然に防いだり、拡大させないためには、家族や周りの方の協力が不
 可欠です。日頃から、たとえば見慣れない商品が大量にないか、不審な契約
 書類等がないかなど、家の中や生活状況の変化に注意しましょう。
☆認知症などの症状が見られる場合は、成年後見制度の利用も考えてみましょ
 う。
☆心配な時は、お住まいの自治体の消費生活センター等にご相談ください。

リーフレット(PDF形式)は国民生活センターホームページ
http://www.kokusen.go.jp/mimamori/mj_mailmag/mj-shinsen41.html

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本情報は、都道府県等の消費者行政担当部署等からの情報をもとに編集・発行
しています。
関連情報は、国民生活センター「判断力が不十分な消費者に係る契約トラブル
−認知症高齢者に係る相談を中心に−」
http://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20080904_1.html

●全国の消費生活センター等の相談窓口
http://www.kokusen.go.jp/map/index.html

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変更・解除はこちらへ
http://www.kokusen.go.jp/mimamori/mj_mgtop.html
問い合わせ: mimamoru-kun@kokusen.go.jp
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