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13.山里で見つけた野草 A 【平成20年4月14日(月)】      

山里で見つけた野草3種(ヒメスミレシュンランノゲシ)をご紹介します。(A.Morimoto)

「ヒメスミレ」(姫菫)
 「スミレ」という一般種よりも全体が小型のために、この名前がつけられました。人里や丘陵地に見られ、龍の口山では尾根道や南北の展望台の芝生地など、日当たりの良い場所に生えています。葉の形は長い三角状、花の色は紫色で、正に「すみれ色」といったところです。

「シュンラン」(春蘭)
 まだ若葉の伸びきらない明るい4月の林で、ひっそりとこの花が咲いている姿を見つけると、やっと森に春が来たなと感じます。岡山県内に生育する野生の蘭の中では、一番ポピュラーな種類だと思いますが、愛好家による盗掘で年々減少しているのが残念です。

「ノゲシ」(野芥子
 冬の間、地面に張り付くように広がっていたロゼット状の葉が、暖かな日差しにすっと伸びて、黄色い可憐な花をつけました。タンポポやジシバリなど、春の野道にはキク科の黄色い花が目立ちます。散歩の途中、時には足元の花をゆっくり眺めてみましょう。


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