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12.山里で見つけた野草・スミレ・3種 【平成20年4月7日(月)】      

山里で見つけたスミレ3種(ノジスミレナガバノタチツボスミレアリアケスミレ)をご紹介します。(A.Morimoto)

「ノジスミレ」(野路菫)
 その名のとおり、農道や公園、墓地など日当たりの良い場所に生えるスミレです。この花は4月6日、日差しの暖かな賞田の畦道で見つけました。群生していましたが、見たのは1箇所だけで、他の場所では見つかりませんでした。花の直径は1.5cmくらいで、細長いへら形の葉は4cmくらいで縁が波打ち、中心が少しへこんでいます。

「ナガバノタチツボスミレ」(長葉の立坪菫
 賞田の日吉神社への山道にありました。水はけの良い半日陰の環境を好むといわれ、龍の口山の山中でも点々と何箇所かで見られます。紫の花弁と中心部の白い部分がくっきりとコントラストになっています。草丈は1015cmくらいに伸び、花が終わった後の葉は細長くなります

「アリアケスミレ」(有明菫)
 賞田コスモタウンそばの舗装道路の脇に生えていました。純白で清楚な花が、わずかな土の隙間に根を張っているたくましい姿に感動しました。田畑の畦道や公園など、人に踏みつけられるような場所にも生える強さがありますが、どこにでもあるわけではないようです。小さな花の中心部をのぞいてみると、美しい紫色の模様を見ることができます。


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