7.ツマグロキチョウ 【平成16年8月16日(月)】
ツマグロキチョウという小型の黄色い蝶(前翅長16〜22mm【注】)が倉敷の重井薬用植物園で群棲しているという情報があり、本日、重井薬用植物園のKさんのご好意で、園内のツマグロキチョウを撮影させていただきました。このチョウは、岡山県のレッドデーだブックでは「留意種」。環境庁では、「絶滅危惧U類」。山口県「絶滅危惧1B類」、京都府「準絶滅危惧種」、福井県「県域絶滅危惧U類
」など、各県で絶滅が心配されているチョウのようです。絶滅の原因の一つにこのチョウの食草である、「カワラケツメイ」というマメ科の草が少なくなったことだといわれています。重井薬用植物園にはこの「カワラケツメイ」が群生しており、そこにツマグロキチョウがたくさん飛んでいました。その模様をご紹介します。
なお、チョウの食草である「カワラケツメイ」は、薬用として用いられているそうです。(H.F)
【注】前翅長とは前の翅(はね)の体の付根から翅の先端までの長さをいう。
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ツマグロキチョウの雄、湿った地面に集まって止まっている。メスは地面には止まらないそうです。 (2004.8.16撮影)重井薬用植物園 |
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チョウの大きさは(前翅長16〜22mm)(2004.8.16撮影)重井薬用植物園 | |
ツマグロキチョウのメス・色がオスに比べてやや薄い | カワラケツメイ・ツマグロキチョウの食草 |
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