4.クロアナバチ No.1(偽穴の様子) 【平成16年8月4日(水)】
No.1 No.2(狩った餌の運び入れ) No.3(偽穴が五つ)
偽穴を掘るハチです。!!
クロアナバチは、土の中に巣を作るハチです。巣穴のそばに偽穴を堀り、外出する時は本当の巣穴の入り口を閉じて出かけ、帰ると入口に再び穴をあけるという面白い習性を持っているそうです。私の家の玄関のすぐそばの庭にクロアナバチが、巣をつくっています。孫たちがハチを恐がってもと思い退治しようかと考えましたが、しばらく様子を見ていると、大きな巣穴が一つとその横にやや小さい巣穴が開いていました。ところが時々巣穴が一つしかないことがあり、もう他所にいったのかと思ったりしていました。そしてたまたま、ヤマケイの「野山の昆虫」を見て、偽穴を掘るという習性を知ったわけです。これは記録に値すると思い、写真をとって確かめましたら、やはり、間違いはありません。そして、このハチの場合、穴は全部で三つありました。インターネットなどで調べると、このハチの習性として、偽穴を二つつくるようです。(自宅の庭には、偽穴一つのハチもいます。)
またこのハチは、キリギリス科の昆虫を狩り、捕らえた獲物に麻酔をかけて巣に運び、それに卵を産みつけ幼虫の餌にするそうです。麻酔がかかった餌は腐敗することなく、鮮度を保っているそうです。見事ですね。
このハチの偽穴の様子をご紹介します。クロアナバチは良く見るハチですが、その目でみると、小さな狭い庭の中にもいろいろな世界があるものだといまさらながら感じました。(H.F)
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右側のやや大きな穴が偽穴(2004.8.4AM5:54撮影) そして一番左のもう一つの穴も偽穴らしい。 |
偽穴の左の本当の穴はふさがれている(2004.8.4AM6:33撮影) |
正面から見たクロアナバチ(2004.8.4撮影) | |
横から見たクロアナバチ(2004.8.4撮影) |
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