8.龍ノ口毘沙門堂                                  案内トップへ戻る

写 真   龍ノ口毘沙門堂から岡山城方面を望む

場 所   岡山市湯迫

行き方  
両備バス旭川荘行「終点」で下車し、グリーンシャワー公園へ、(または車でグリーンシャワー公園駐車場から)龍ノ口山(標高256m)の南展望台(公園駐車場から展望台まで徒歩約40分)に登り、そこから尾根沿いに北へ徒歩約3分。

説 明

龍ノ口毘沙門天堂は、龍ノ口山の南展望台から山頂に沿って尾根沿いにあるくこと約3分のところの尾根からやや南側斜面にあり、岡山城,後楽園が一望できる場所にある。
毘沙門堂の傍には大きな山桜の木があり、春には見事な花が咲いて参拝者を楽しませてくれる。

龍ノ口毘沙門堂は天正元年春(1573年)宇喜多直家が岡山城築城のとき、丑寅方向の鬼門に位置する所にあった龍ノ口山の毘沙門岩という巨岩のところに御堂をつくり、武運長久と城下の繁栄を願って建てられたものといわれている。

毘沙門天は四天王・十二天の一つであり、夜叉・羅刹を率いて、北方世界を守護し、また財宝を守る神とされている。身体に甲冑をつけた憤怒の武将形に表され、片手に宝塔を捧げ、片手に鉾または宝棒を持っており、日本では七福神の一ともされている。

年は移り、御堂の傷みもひどく、毘沙門天は、最明寺に一時迎えいれられたこともあるが,その後、何時のときからか毘沙門天は龍ノ口山南山麓にある浄土寺に移された。

現在の毘沙門堂は昭和26年に浄土寺先代住職が朽ち果てていた御堂を再建され山頂には、別の毘沙門天が安置された。しかし、山頂の毘沙門天は、平成12年12月に盗難にあい、現在も行方がわかっていない。(写真は盗難に遭った毘沙門天さまである)
それを知ったアマチュアの彫刻家が毘沙門天さまを製作し、平成13年4月13日、山頂の毘沙門堂に奉納し現在にいたっている。              

(祇園 深川弘行)

     案内トップへ戻る            前ページへ               ホームページへ