日本遺産「北前船寄港地・船主集落」構成文化財

文化庁は2024年6月21日、「令和6年度『日本遺産』認定内容の変更」を発表し、岡山県岡山市が「荒波を越えた男たちの夢が紡いだ異空間~北前船寄港地・船主集落~」としてストーリーの内容を充実させるため追加認定されました。
これにより、岡山県内では倉敷市、備前市に続いて三市目の認定となります。
岡山市の日本遺産構成文化財は10件が認定されていますが、岡山市東区の「吉井川沿岸常夜燈群」と郷土料理「コチめし」が令和7年7月31日付で追加認定され、12件となっています。
岡山市西大寺日本遺産「北前船寄港地・船主集落」構成文化財

「吉井川沿岸常夜燈群」と郷土料理「コチめし」の追加認定 西大寺文化資料館が所蔵している構成文化財は次の4件です。
当館では、これらの常設展示を行っています。

1.弁財船 模型
天満屋関係の資料

北前船の拠点港であったであった兵庫随一の廻船問屋北風家と取引をしていた金岡湊の問屋丸野幸吉郎が船主である「金幸丸」の弁財船模型

2.船箪笥(ふなだんす)
天満屋関係の資料
船運に使われ、当地に残る

3.引札(ひきふだ)
天満屋関係の資料
北前船が描かれた、当地の清酒醸造元の引札
この引札は、上道郡雄神村の清酒醸造元・清水酒店のもの

4.船名額
天満屋関係の資料

西大寺で幕末から明治初期にかけて廻船問屋を営んでいた「せのおや」の廻船「神勢丸」の船名額のレプリカです。
令和6年秋に作製しました。

その他、関連資料を多数展示しています
是非、ご来館の上、ご確認をお願いいたします。