出張なんでも鑑定団in岡山・西大寺   於西大寺市民会館  H22/2/7放映
お宝 メモ   本番の放送から改めてお宝の要点をまとめました。録画イベントはこちらをご覧ください鑑定士:中島誠之助氏(陶器) 永井龍之介氏(絵画)
お宝#1 クリックすると拡大します。 金重陶陽作「象の水滴」。なんとも可愛い表情・・造作の巧みさ申し分なし!
「土`」の銘あり、おそらく36歳頃(S7)の作品。他に「猫の水滴」、「猪の香合」など掌サイズの小品多し。
陶陽は備前焼中興の祖、古備前の研究に取り組み桃山時代の窯変を再現した。

お宝#2 クリックすると拡大します。 西大寺ふれあいセンター完成祝いの寄贈品。
ベル串田氏は、西大寺出身の油絵画家、ニューヨークやパリで長く活躍された。作品には東洋と西洋との融合があり、いつも挿入される「羽ばたきの蝶」には故里への郷愁を偲ばせている。

お宝#3 クリックすると拡大します。 しっかりした肩の張り、窯変のごま、又裏には下駄の歯印。室町中期、500年前の古備前の壺である。
形がいいし、時代は十分ある・・ 珍しい逸品!
(思わぬ高額鑑定に場内どよめき、持ち主爺さん慌てる・・)
お宝#4 クリックすると拡大します。 インターネットで落札購入の作品(牛窓の風景)。裏には「船舶]、小絲源太郎の書きこみと落款模様あり。

色のメリハリが全くなく、きらめき感が皆無・・ひどい贋作!このサイズで本物であれば、1000万円超・・。
作家の名を刻み賤しめたことからして厳しく鑑定・・1000円!
(依頼人はもとより予想?、がっくり!)
お宝#5 クリックすると拡大します。 古備前の像。江戸時代後期、文化文政時代の作品。
蝦蟇仙人。こわーい風貌・・
中国に実在した人物とされる。12世紀呉王朝の大臣、後長安の山に籠り仙人となり妖術を学ぶ。
作品は人間ではなく神様の像。
桃は聖なる食べ物で尊い。悪を払うと云う。
お宝#6 クリックすると拡大します。 洋画家林武氏の赤富士。
シンプルな構成、鮮やかな原色色彩の対比・・奥深い味わいを持つ。氏の最も人気のある「赤富士」のジャンル。小品ながら、ぐっと引き込まれた。久々に感動した! 
(破格の鑑定評価額に会場はどよめき、依頼人はアワアワ・・どうしましょう・・どうしましょう・・連発)