なかい列伝  中井は気候風土に恵まれたことに加え、先人たちの努力により、歴史書に名を残す名士を輩出しています。この先人の足跡に学び、後世に引き継いでいきたいと思います。
大森久五郎 おおもり ひさごろう
1847〜1916・11・10(弘化4〜大正5)
岡山市中井の人

大森久五郎氏
大森久五郎氏
地方政治家。上道郡中井村(現岡山市中井)に生まれる。1877年(明治10)中井村副戸長、翌年戸長となる。1883年(明治16)今在家・祗園・中井・湯迫・清水・国府市場・賞田・新屋敷8カ村の戸長となり、1889(明治22)初代の高島村長に就任。1892〜1893年(明治25〜26)の旭川大洪水による今在家堤防の決壊の際、全力をあげて復旧工事に取り組むとともに、高島村用水路の開鑿や高島小学校の改築、里道の改修に尽力した。1905年(明治38)村長職を辞し、翌年に勲七等青色桐葉章を受けた。  /太田健一
平成6年(1994年)山陽新聞社発行『岡山県歴史人物事典』より