最 近 の ち ょ っ と 気 に な る * * *
         2005.08.06    
その7  笑 い

 娘十八盛り、手元の箸から芋がころんでもおかしい、笑いのツボにはまってギャハハハハ・・・・・。 いいですねぇ、何年か前、いえ何十年か前は私にもこんな頃がありましたかね。 ほくそ笑むでなく、愛想笑いでなく、お腹の底から心の底から思いっきり笑うんですよね。どうもこれがいいそうです。

 1997年倉敷の柴田病院の伊丹医師が、ガン患者を“生きがい療法でモンブラン登頂”は国内外で有名になりました。 その時に同行した昇医師、(日本笑い学会副会長で岡山のM産婦人科医院の元副院長)も“正しい生き方より楽しい生き方、まじめもいいけど「非」まじめにおもしろおかしく、≪笑い≫はガン封じの魔法使いで一日三笑医者いらず”と言われています。 ≪笑い≫は科学的にみても健康に良いことがここ十年のいろいろな研究でわかってきました。 まとめてみますと、

副交感神経が優位になってリラックスする
 血圧・心拍数が落ち着きストレスも軽減される
痛みが和らぐ
 痛みの原因物質を減少させ、脳内にβエンドルフィン(脳内モルヒネ)という物質が出て気分をよくし痛みも和らぐ
脳の活性化
 脳の血流量が増え、すみずみまで酸素と栄養が行きわたり、脳が元気になる
免疫にプラスに働く
 新陳代謝が上がり、老化を防いだり病気を防いだり身体の悪いところを治そうとする免疫細胞、NK細胞の活性が上がる

 今まで言われてきたこれらの効果に加え、世界的遺伝子学者の村上先生が、あの吉本三丁目劇場の吉本興業の協力を得て ≪笑い≫が糖尿病患者さんにこんな作用のあることを実証してきました。

高血糖の人の食後血糖が下がる
 U型糖尿病の人で、食後に漫才などで笑うと血糖値の上昇が抑えられる
笑いは良い遺伝子のスイッチをオンにする
 大笑いして血糖値が下がった人では、細胞の活性を高めるいろいろな遺伝子が動き出している

 病は気からと言いますが、同じように健康も気から。≪笑い≫が心と体を元気にするようです。 今まで自分の体の中で眠っていたいい遺伝子を活性化させ、命を、心を、体を強くしてくれる薬局の薬よりよ〜く効いて副作用もない≪笑い≫薬をご自分で処方してみて下さい!
 (笑いじわが増えたらどうするかが、新たなる問題のようです!)

「笑う!遺伝子」 村上 和雄著 一二三書房 ¥1,500
「笑顔がクスリ」 昇 幹夫著 保健同人社 ¥1,417
「涙がでるほど笑ってラクになる本」 昇 幹夫選著 ハギジン出版 ¥1,000
日本笑い学会  http://www.age.ne.jp./x/warai