中井村の地図に見る変遷 / 門脇正彦

 明治13年の地籍図などによれば、中字は十二区画に分割され、中字名は一番字子の坪から十二番字亥の坪に大体反時計回りに付けられており、現在の地番もこの順に付けられている。

 当時は村の西部寄りを南北に流れる中井川に沿った集落と北東部に、集落が二箇所に形成されており、他は田圃となっている。

 中井川から西部では田圃を灌漑した用水路から中井川に注ぎ、中井川から東部の田圃では中井川から分水した用水路で灌漑されている。
 明治13年当時の地図上の道路と、昭和11年当時の「地図で見る戦前戦後の岡山 昭和11年(1936)発行岡山市中心部の地図」に見られる道路を表示してみると違いに大きな変化はない。別画面で確認。
 下記の通り、現在の中井町内会地内の道路を表示すると、宅地化が大きく進んでいることが分かる。(グリーン表示は耕作地)