第4回 いきいきサロン


中井町内会コミニティー担当 山中 国之

日  時:平成19年9月12日(第2水曜日)
場  所:中井公会堂
参加者:総数28名
内  容:今回は新しい3人の参加メンバーがあり、総勢28名でした。松尾先生の健康セミナーに
       始まり、健康体操、歌声喫茶・中井、お楽しみ抽選会等々あっと云う間の2時間でした。

1. 健康セミナー  いつまでも元気でいるための−「口腔機能を目指して」−
◎ 介護予防アンケート/皆さん、そこそこ元気でした。
◎ 自分の歯が一番大切/人工のどんな歯も、何年か後には泣けてくる。
◎ 噛むことと唾液の効用/唾液の分泌をよくする、脳を活性化する、顔形を正しく発育、食材異物を
  発見し吐き出す。
◎ 唾液の優れた働き/口腔粘膜を潤し、口をなめらかにする、生体防御の働き、口の中を洗う、唾
  液ホルモンで老化防止。
◎ お口の体操/パ、タ、カ、ラ運動、ウ、イ運動、舌の運動、肩の運動、首の運動、いずれも各5回
  実施。
◎ 3大唾液線の刺激運動/耳下腺、舌下線、顎下線を各10回マッサージで唾液分泌。

2. 頭の体操と健康体操  岡山東地域包括センター高島/河原、木村介護福祉士
◎ 頭の体操/ストループテスト、漢字を読もう、等々
◎ 健康体操/「あほ体操」などいろいろ実施。

3.みんなで歌おう「歌声喫茶・中井」
 『昭和の歌姫』−美空ひばり−を歌う。みんなが知っている民謡「ソーラン節」、懐かしの唱歌「ふるさと」等々、楽しく歌いました。10月は−「五木ひろし」−を歌うことに決定しました。

4.今日の運勢『お楽しみ抽選会』
 アイディアグッズ、いろいろ当たりました。



お口の豆知識
松尾歯科医院
はじめに
 歯を綺麗に保つことは大事であり、白い歯に憧れる方は歯磨き粉には歯を白くするものが発売されているので、これらを使用することも有効である。
松尾歯科医院、松尾院長、3人のスタッフの皆さん

 非常に綺麗な歯をしていた元野球選手新庄剛氏は歯の表面を削り取り、白い陶器の歯を張りつけたもので、歯を傷つけているので、年齢を重ねるとガタついてくるものと思われ、好ましいことではない。
 自分自身の歯を痛めないように保持することが大事あって、他に勝るものはないので大切にしなければならない。
 以前、歯科で推奨していた歯ブラシは小さめの歯ブラシで隅々まで磨けるようなものであったが、発想の転換で楽にほどほど磨ける幅広のヘッドで接触面が広く、歯面・歯頸部から歯肉のブラッシングが同時にできる歯ブラシが考えられるようになった。
 日常生活で食べ物が食べられないことは不幸なことであり、充分に咀嚼することは色々な筋肉を使って行うので筋肉を丈夫にし、食べ物の消化を良くするので健康にも役立つ。
 以前は硬い食べ物を良くかん食べていたが、現在では軟らかい食べ物が多くなり、ほとんどかむことなく呑み込んでいるので、咀嚼する能力の低下でかむ力が少なくなっており、小学校では給食後の午後の授業が始まっても、給食の食べ物が飲み込めず口の中に残っている状態の子どもがいるとの報告もある。

口の働き
 口は、食べる・話す・味わう、唾液を出すことによって外部から侵入してきたバイ菌を殺す、時には口でくわえることによって手の代わりをするなど多彩な働きをする。
 甘い・辛い・苦い・しょっぱいなど多くの味を区別することで美味しく食べるだけでなく、食べ物が傷んでいるかどうかなど識別することも出来る。しかし、激辛食品など、刺激的な味の氾濫する現在ではそれらの能力が少なくなっていると思われる。
 動物実験では、硬い食べ物を与えた実験動物は柔らかい食べ物しか与えなかった実験動物より食べ物のあるところに速く・的確に行くことができ、運動能力が優れていた。

かむことと唾液の効用

口唇・舌・頚・肩の運動
 頚や肩の運動は、自分で心地よい痛みを感じる程度の範囲で動かし、決して無理をしてはいけません。
1 口の動き
 「パ・タ・カ・ラ」と口を大きく開けて発声する。

2 口唇と舌の動き
 「ウ・イ」と唇と舌の動きを確認しながら発声する。

3 口唇の動き

4 舌の動き@
        
5 舌の動きA
        
6 舌の動きB
             
7 舌の動きC
        
8 舌の動きD
 口を閉じ、舌で頬の肉部を左・右交互に押す。

9 首の動き@
        
10 首の動きA
          
11 肩の動き
           
唾液の分泌を促す
 耳下線 : 耳介の前方、顎骨の付け根附近を押す。
 顎下線 : 顎骨の内側中間附近を押す。
 舌下線 : 顎骨の前側附近を押す。

 参考
 唾液は99%以上が水分で、唾液腺という臓器で作られ、成人では1日に約1.5リットルが口の中に分泌されます。
 唾液腺には図に示したように、耳下線、顎下線、舌下線という大唾液腺があります。
 耳下腺は耳介(耳たぶ)の下にある最も大きな唾液線で、上顎の大臼歯の位置に相当する頬の粘膜に唾液の出口があります。
 舌下腺と顎下線は、舌の裏側の中央つけ根に唾液の出口があります。
 また、口の粘膜の下には、小唾液腺という粟粒大の大きさの腺が広く分布しています。小唾液腺は、口の粘膜の表面が常に粘液で覆われるように、歯肉(歯茎)以外の粘膜下に広く存在しています。

介護予防アンケート