お盆は「ご先祖を早く迎えてゆっくり送れ」と言われます。処暑を迎え厳しい夏の暑さも峠を越える頃(23日)中井町内では、地蔵まつりでお盆を締めくくります。
本来地蔵まつりは地蔵盆と呼ばれ、お地蔵様をおまつりする仏事。お地蔵様は実質的には民間信仰の中にある神様ですが、一応は仏教に所属します。
地蔵菩薩は、お釈迦さまが入滅された後56億7千万年後に弥勒菩薩が現われるまでの無仏の時代に、六道(地獄・餓鬼・畜生・修羅・人間・天上)の衆生のすべてを救済すると言われています。またお地蔵様は子供の守り神でもあります。
様々なイベント、山車や造りもの、花火大会などで大賑わいの所もあるようですが、中井町内の地蔵まつりはいたって簡素。町内行事として、初盆の方々を供養し、子供の健やかな成長を願って、脇田山安養寺の住職による法要を行います。
地蔵盆の主役はあくまで子供達であり、子供会による「お接待」があります。毎年これを楽しみに大勢の参詣があります。子供達にとっては、夏休みの最後を楽しむコミュニケーションの場でもあるのです。
お地蔵様周辺には、子供会有志の力作の雪洞(ぼんぼり)も掲げられ花を添えました。
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