中井町内、上組地内に祭られている中井町内の守り神「荒神様」の社が白蟻の被害による傷みが激しく、隣の地蔵殿に寄りかかるように傾いてしまいました。
「荒神様」は「カマドの神(火之神)」で、我々の食生活の安らかなる事を司る神なのです。施設担当副会長・中村勲氏、祭礼担当役員・樋口堅士氏による調査検討の結果、応急修理が計画されました。
平成17年9月29日総社宮・宮司を迎え、関係者による「御霊移し」のお祭りを行い、業者により修理を完了いてしました。外観は、ほとんど変わりませんが社の土台を新しくし、内部を新しくしました。これで10年程度は安心です。
工事に際し、社の内部を掃除中に社を建築した棟梁の覚書が出てきました。それには「讃岐塩飽本島之内笠島浦住人 棟梁 豊島虎次郎」とあり、「明治7年6月吉日再建」と記されていますから、それ以前にも「荒神様」は中井の地に祭られていたことが判明しました。また、1枚の古銭、10円硬貨、5円硬貨、1円硬貨4枚も見つかりました。
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