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2004/05/06 海吉橋遠望今昔

これは、30年ばかり前の写真だ。写っている筆者の二女も、もはや"おばさん"年代に入りつつある。が、そんなことはどうでもよい。

ある早春の朝、現在の海吉橋西詰め南方の堤防の上から、正木山(前方に霞んで写っている)方向に向けて撮ったワンショットだ。

もちろんまだ橋などはなく、県道岡山〜牛窓線は百間川の河川敷を通っており、写真にもその道を東進する1台のライトバンが写っている。

必然的に、県道と交差する地点の堤防は数メートルにわたって切れていて、洪水のときにはこの部分を樋板(ひいた)と土のうで締め切ったものだが、その水防倉庫(「樋小屋=ひごや」と言っていた)も土手の上に写っている。

現在では立派な橋ができ、百間川増水のたびに通行止め・・・という場面はなくなったが、河川敷の様子もすっかり変わってしまって、往時を忍ぶにはもってこいのスポットと写真ではある。







(写真、文:小野田)

 

 

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