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2004/04/22 長田のドブ川

海吉出村町内会地内の倉安川周辺は、古くから長田(ながだ)と呼ばれています。

いまから340年ほど前にこの地の干拓が始まったころ、まず海岸線付近に東西に細長い土地ができ、やがて農耕地(田んぼ)になった往時が忍ばれるネーミングです。

後に倉安川が造営され、、その南を並走する農業用水が設けられました。

いまや宅地化が進み、この用水は農業用水路としての役割は終えましたが、豪雨のときの遊水池ないしは放水路としては捨てがたい存在となっていますし、下水道の完備していない現在は生活廃水の放流路としての役目も担っています。

問題はその汚さと法面(のりめん)の崩壊です。

 

 

特に長田橋のところから富山橋までの約250メートル区間はとてもひどい状態で、法面はガタガタ、水路は淀んでドロドロ、宅地の擁壁基礎は底部が露出して今にも倒れてきそうです。

こんなに不衛生で危なっかしいところは市内広しといえども、ここを除いては他にはないと思われます。

こんなになるまで手を着けなかった(手が着けられなかった)不幸で理不尽な経緯(あえて詳述を避けます)はありましたが、もう放っておけません。

お隣の倉安川の護岸はきれいになりました。 今度はこのドブ川をピシッと改修(必然的に道路も広くなる)し、道の両側にガードパイプを設けて、快適かつ安全な住環境と通学路の創出が強く望まれるところです。

(写真、文:小野田)

 

 

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